今日の夕方、私は大興奮してましたDASH!

口がぽかんとあいてましたよ。。。


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東京、日比谷にある「日生劇場」です。
この劇場を見学させてもらう、という貴重な機会をいただきまして行ってきました☆


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今回、劇場の方に解説していただきながら見学をしました。

1963年にできたというこの劇場は、村野藤吾が設計しました。
この劇場が代表作だそうです。
子供の来られる劇場をつくりたい、との当時日生社長の思いからつくられたというこの劇場。
劇場の客席部分はもちろん、階段のウラ側、灰皿、ロビーに置くゴミバコに至るまで考え抜かれたつくりになっていて、その徹底ぶりにはため息がでます(*´Д`)=з
その考えは今でも尊重されているので、いろーんなものを紹介していただきました☆


たとえば!

○階段のウラこそ美しくあるべき、との考えから、階段の裏には継ぎ目ナシ

○ゴミは、今じゃ分別が当たり前になっているけれど、『この劇場にぴったり合う分別ゴミ箱が無い』ので開館当時からある籐のゴミ箱を使い続けている(それをあとでスタッフが分別!)

○新しく『ロビー案内図』を設置するために建築事務所と相談し、色が決まるまで3ヶ月

○客席の扉の大きさを場所ごとに少しずつ変えて、『舞台から見る客席は広く、客席から舞台までは近く見えるように』なっています!

○天井は真珠で埋め尽くそうという計画もあったとか(結局、アコヤ貝の貝殻で埋め尽くされています)

○ロビーや階段にくっついてる真鍮の手すりの柱は、『紳士が淑女に添える手のように』軽く(←この手触りが萌えます)。

○あちこちに使われている真鍮は、2日に一度は磨かないと黒くなってしまうそうです。

○ほとんど当時のままなので(エレベーターもないし)あまりバリアフリーではないのだけど、そのぶんスタッフの方が動き回ってフォローしているんだとか。



それと、これが劇場の扉なのですが、取手の右と左が違うのがわかりますか?

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右が、開館当時からあるもの。
左が、元のものが欠けてしまったのでつくり直したものだそうです。

今の技術では、右みたいな曲線がつくれないんですって。



この劇場が隅々まで考え尽くされ、妥協なくつくられたことを知って、
今でもその考えを大切にするためにスタッフの方々の努力が日々行われていることを知って、
萌え死です!(*´Д`)=з