David Foster & FriendsのLiveに行ってきました。
場所は東京国際フォーラム・ホールA
東京最終日の2010年10月20日(水)です。

$maldivesのブログ


David Fosterの音楽との出会いは小学生の頃。
アメリカ映画が大好きで色々観ていたのですが、
その中の1本Jodie Foster出演の「Stealing Home(邦題:君がいた夏)」
過去記事でも少しご紹介しています。

子供心に映画で使われていたその美しく繊細なメロディが頭から離れず、
すぐにCDを買いに行ったのを今でも覚えています。

その後中学生・高校生と一番音楽を聴いていた時期には、
たくさんのDavid関連の曲との出会いがありました。
メロディラインが美しい曲が多いので、本当に癒されます。

そんなDavidの16年ぶりの来日公演。
今回はたくさんのFriendsを連れてのLiveでした。

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Natalie ColeとRuben Studdardを一度に観れるゴージャス感。
さらに一番のお楽しみはなんと言ってもフィリピン出身の
新人歌手Charice(シャリース)の生歌です。

初めて彼女の声を聴いた瞬間「あ!この声好き」と感じました。
そして彼女のパフォーマンスを動画で色々観たのですが驚愕の連続。
その歌い上げっぷりと言ったら、想像を遥かに超える技量でした。

今回のLive直前には08年にUSで行われたDavid Foster & Friendsの
LiveDVDを何回も観ていたのですが、
多くの大物シンガーの中でも抜群の存在感をはなっています。
当時デビュー前の16歳ですがそのパフォーマンスは堂々たるもの。

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☆Babyface・BrianMcKnight・EricBenetなどなど豪華メンバーです♪☆

そんな彼女の生歌や懐かしの音楽を思い出していたら、
ドキドキしてしまって前の晩眠れませんでした(笑)
結構Live行っていますが、この遠足前夜感は久々です。

いよいよLive当日。
スタートは会場の大きなスクリーンを使ってでした。

Davidの関わった楽曲が映像と合わせ、次から次へと。
Celine DionやWhitney Houstonをはじめとして、
ヒットソングのオンパレード、Brandyも流れました。


そしてSt.Elmo's Fireのテーマと共に
なんと観客席中央を通ってDavidが現れます。
この登場にはお客さんも大盛り上がりでした。

続いてオリンピックのテーマ曲になった「Winter Games」
こういうスケール感のある曲もまさにDavidといったカンジ。

FriendsのトップバッターはCanadian Tenors
4人組の男性グループでした。
まったくこのグループのコトは知らなかったのですが、
特にハットをかぶっていた方(名前ワカリマセン・・・)の
その声量に驚かされ、凄く印象に残りました。
楽曲では「Hallelujah」がとても心に染み入りました。


Davidの国宝との紹介でNatalie Cole(ナタリー・コール)
確かコットンクラブに今年来ていたと思います。
病気のコトをニュースで聞いていたので心配でしたが、
元気そうに歌っていて、少し安心しました。

Davidいわく絹のような声(しかも日本製の・・・笑)の
Natalieは「Fever」「Miss You Like A Crazy」
「Unforgettable」「This Will Be」を歌ってくれました。

中でも「Unforgettable」を生で観れたのが嬉しかったです。

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会場のスクリーンにはお父さんNat King Coleが。
映像では何回も観ていたこのデュエット。

こんなアイデアを思い付き、実現し、ヒットさせてしまう
Davidは本当に凄いと思います。

何度も聴いていたこの曲を元気なNatalieの声で
生で体感できたのが、何よりの思い出になりました。


続いてはRuben Studdard(ルーベン・スタッダード)
American Idol Season2の優勝者です。
とっても愛嬌のある大きな体と素敵な歌声で大人気。

アイウェアで登場したのですが、やっぱり愛嬌あります。
Fijiウォーターをガブ飲みしているところでは笑ってしまいました。

Al Jarreauの「Mornin'」からAll-4-Oneの「I Swear」
と間違いない選曲でその素晴らしい歌声を聞かせます。

DavidとRubenの間で「この曲は君の生まれる何年も前に」
とか「君は何年生まれ?」などなどの会話の後に、
Rubenの生まれた年に作られた「After The Love Has Gone」が。
自分も同い年であったため、更に親近感がわきました♪
(上でご紹介したDVDではBrianがこの曲を歌っています)

Michael Bubleの「Home」も歌いましたが、
Rubenのオリジナルのようなカンジで聴くことができました。
個人的にはこの曲が一番Rubenに合ってる気がしました。

最後に黒からビビッドな黄色のドレスに着替えたNatalieが
戻ってきて2人で「When I Fall In Love」をデュエット。
NatalieとRubenのデュエットは想像していなかったので、
その豪華なパフォーマンスが凄く嬉しかったです。


ここでサプライズゲスト。
前日はMISIAだったという話を聞いていたので、開演前に
「今日は聖子ちゃんじゃない?」とhoneyさんと話していたのですが、
ビンゴでした。

真っ白のマーメイドラインのドレスで松田聖子さん登場。
いやぁ麗しさ満点、スターのオーラがほとばしっていました。
Davidの手がけた「抱いて」を熱唱。
こういうお目当て以外のアーティストが観れるのは嬉しいですね。


ひときわ大きな歓声と共に登場したのは
元ChicagoのPeter Cetera(ピーター・セテラ)
今回のお客さんも彼をお目当ての方が多かった模様でした。

とってもお若く見えたのですが、なんと66歳(驚)!!!!
何よりその見た目にビックリしてしまいました。

「Hard To Say I’m Sorry」や「You’re The Inspiration」
といったどメジャーな曲をやってくれたので、
Chicagoや彼の曲を全く聴き込んでいない自分たちでも楽しめました。


そして大トリは待ちに待ったCharice(シャリース)

今日の出演者達の中で、群を抜いて一番小さい彼女。
ピアノを弾くために座っているDavidと同じくらいの身長です。
(多分150cmあるかないかくらいだと思います。)
こんなに小さな彼女が歌い出すととてつもなく大きくなります。

1曲目はCeline Dionの「Power Of Love」
動画で何度も聴いていた彼女の生の歌声。
自分の中で相当期待していたのですが、想像以上でした。

同じくCelineの「To Love You More」
もう引き込まれすぎて、言葉になりません。
後半なぜか演奏がアップテンポになったのですが、
個人的にはそのままのアレンジで歌声を堪能したかったです。

そして圧巻は「All By Myself」
ラストのハイノートとフェイクには鳥肌でした。
生で体感した彼女のその迫力の歌声が今でも忘れられません。
声量もとんでもないレベルでずっとドキドキしていました。

Whitney HoustonのBodyguardのメドレーも凄かったです。
「I Have Nothing」「I Will Always Love You」
上記のDVDにも収録されているパフォーマンスですが、
生で体感した際の感動はもう言葉になりません。

本当に圧倒的な歌唱力で感動の連続だったCharice
低音も高音も全くブレず、ガンガン迫ってきます。
もう彼女に引き寄せられて頭がカラっぽになる瞬間が何度も。

「モノマネが上手いだけ」とか「歌の表現力が乏しい」とか
彼女に対する批判を色々聞いてきました。
そういう発言をする方には歌声を生で聴いてみて欲しいと思います。
この歌声を聴いて心に響かない人がいるとしたら、すごく寂しいです。

自分は音楽が好きで、特に「歌声」を聴くのが好きなので、
色々Liveに行きましたが、彼女ほどの歌い上げを観たコトがありません。
「圧倒的な歌力は全てを凌駕する」と強く思いました。

Davidには彼女にもWhitneyやCelineのような「歌い上げ」の
名曲を是非プロデュースして欲しいと思いました。

歌の上手い新人さんではもったいなさ過ぎる逸材だと思います。
後世まで名を残せるようなアーティストに絶対になって欲しいです。
2人の天才ChariceとDavidが出会ったのも、すごく素晴らしい「縁」
是非これからも期待しています。


Liveの最後はMichael Jacksonの「Earth Song」
やっぱりMJは外せませんよね。

Chariceが歌いだし、途中からNatalieやRubenが登場。
最後は聖子ちゃん含め、本日のアーティスト全員で合唱。
とても良いフィナーレでした。

David & Friends素敵な時間をありがとう。
これからもあなた達の音楽を聴き続けていくことを誓って。

love,maldives