Adam Lambert(アダム・ランバート)のLiveに行ってきました。
場所は水道橋JCBホール、10月7日(木)東京公演2日目です。

American Idol Season8(アメリカン・アイドル以下AI)で
そのパフォーマンスに完全に持っていかれたアーティストです。
地方予選ではそんなに印象に残っていなかったのですが、
ハリウッド予選でのCherの「Believe」を聴いてから注目するように。
毎週毎週彼のパフォーマンスが楽しみでしかたありませんでした。

歌唱力・選曲・演出がどれも群を抜いていて、
彼の前にも後にもここまでの候補者はいないだろうという完成度。
元々の実力に加えて、計算されつくされたパフォーマンスに
毎週圧倒されていました。
Motownの週のThe Miracles「The Tracks of My Tears」と
Rockの週のLed Zeppelin「Whole Lotta Love」は特に圧巻でした。

前回の来日ショーケースは行けなかったので、
今回待ちに待った、初の生Adamでした。
アルバム「For Your Entertainment」を引っさげ、
全米を4ヶ月まわった後に祝!来日です。

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Live当日、会場隣の東京ドームではジャイアンツ戦が。
会場前近くでゴハンを食べていたのですが、
野球観戦の格好の人とAdam観賞の人とが混在して面白かったです。

歌声だけではなく、そのセンスやルックスも大きな影響を持つAdam
お客さんもAdamなカッコをしていらっしゃる方がたくさん。
ブラックなネイルの方、たくさんいらっしゃいました。
ちょうどHolloweenの装飾や雰囲気ともピッタリでした♪
中に凄くカッコイイ方もいらっしゃって、観ているだけで楽しい時間。

そんなこんなで開演時間少し前に入場。
今回はかなり久々のオールスタンディングだったのでですが、
想像してよりお客さんが詰め込まれていなかったので、一安心。
多少動けるスペースを確保します。

開演予定時間を30分くらいすぎた頃、
会場に流れていたMJの「Billie Jean」が突如止まり、
いよいよLiveスタートです。

登場したAdam、大きなシルクハットに大きな羽。
もうイメージそのままのインパクトのある衣装でした。

オープニングは「Voodoo」
お客さんは熱狂と狂乱です。

「For Your Entertainment」ではダンスも披露します。
動きながら歌っても、全く声がブレません。
舞台俳優としてのキャリアの長さを感じた瞬間でした。

そのメロディーラインと詩の世界観が我が家で大人気の
「Down The Rabbit Hole」
先日放送していたMTVアンプラグドでの「Come On」の歌い方が
凄くツボで、Live前はヘヴィーローテーションでした。
この曲はhoneyさんとやってくれたらいいねぇて言っていたので、
始まった瞬間、笑顔で顔を見合わせちゃいました♪
「Come On~」のところを「Keep On~」と変えて歌っていました。

「Fever」ではベースの方とアツ~イKiss
会場からは悲鳴と歓声が。
ベースの方も非常に美しい顔立ちで、キレイな方でした。
これもAdamらしいパフォーマンスで◎
昨年のAMAを思い出しちゃいました。

そして今回一番のインパクトは「Soaked」
この曲の前にAdamが出てき来た際には、
いつも飛び交う歓声が全くありません。
他の曲ではかなり目立っていた客席のサイリウムも消えています。

Adamの息使いがはっきりと聴こえるほどシーンとした会場内で
歌い始めるAdam、お客さんもその歌声をじっくり噛み締めます。
静寂に包まれる中、会場内にAdamの響き渡る歌声。
もう素晴らしいしか言葉がありません。

ちょっと鳥肌モノの感動を覚えました。
このパフォーマンスは強く印象に残りました。

常々Liveはアーティスト側とお客さん側双方で作り上げるモノ
だと考えていましたが、この空気感はマチガイなく双方で作りました。
「静かにして!」と言われたわけではなく作られたこの雰囲気に、
Adamの歌声を堪能したいお客さんが多いのだと分かり嬉しかったです。

逆にLive最後の「If I Had You」ではみんなで思いっきり飛び跳ね、
ノリノリ~で楽しい雰囲気でのフィナーレ。
このメリハリ感が凄く良くって、また絶対観たいと思うLiveになりました。

アンコールは3曲のうち1曲をやると聞いていたのですが、
この日は2曲やってくれました。

「Mad World」と「20th Century Boy」
AIで2回もやった「Mad World」はAdamにピッタリの曲なので
生で聴くことができて嬉しかったです。
ただ欲を言えば、一番聴きたかったのは「Whole Lotta Love」
チケットを取った段階から、やるなら多分最終日だろうなぁとは
思っていたのですが、やっぱりちょっと残念です(涙)。
AIで一番度肝を抜かれたパフォーマンス曲だったので。

この日はイヤーモニターor音響の調子が悪かったのかPAの方と
ちょいちょい打ち合わせ(結局改善されなかったみたいです)。
自分もハウリングの感じがちょっと気になりました。

しかし圧倒的なAdamの歌声はやはり圧巻でした。
生でここまで歌える人に最近なかなか出会えません。
よく○○の再来的な表現をされたりするAdamですが、
唯一無二な存在としてのAdam Lamertを確信したLiveでした。

また来日してくれたら絶対に観に行きたいアーティストです。
たくさんのLoveをありがとう、また日本でLiveして下さいね。

love,maldives

set list(セット・リスト)
Voodoo
For Your Entertainment
Down The Rabbit Hole
Ring Of Fire
Fever
Sleepwalker
Whataya Want From Me
Soaked
Broken Open
Aftermath
Surefiri Winners
Strut
Music Again
If I Had You
-encore-
Mad World
20th Century Boy