明日で終わってしまう2019年。
こんばんは。愛媛県におります。
令和という新しい元号が始まった年。そして来年はいよいよ2020年だと
まるで来年の準備のための年のように言われ続けた1年。
ラグビーに列島が沸いたり、ブラックホールの観測に成功したり、
いくつもの災害が日本を襲ったり、消費税が10%に上がったり。
皆さんどんな1年でしたか?
自分にとってこの1年がどんな年だっか。
それは恐らく「一番音楽活動から遠ざかった1年」だったんじゃないでしょうか。
振り返ってみれば表立って活動らしい活動はほとんどしませんでした。
演奏の回数も今年は大幅に減ったと思います。
しかしぼーっとしていたわけではないんです。
僕は僕の音楽と、自分が積み上げてきたものと、応援してくれる方、家族、
様々なものを祈りながらずっと動き回っていました。
それで結構忙しくしてました。休む暇なんてどこにもなかった。
それは表に現れる動きではなかったです。
いっそすっぱりと「活動休止」として1年はそれに専念しようかとも思いましたが
それはしない方がいいと止めてくれた人がいて、時々演奏やレッスンを続けてこられました。
おかげでまぁ自分を色んな角度から見つめることができました。
自分は演奏なくして音楽家でいられるのか。
見つめまくってみると、まず自分はこうでなくちゃいけないはずという姿が浮かび、
それをさらに転がしてみるとその理想と自分の精神力・実現力の現実にぶつかったり。
今年はそんな時期もありました。若いですね。悩みどころだけは。
最終的には結局は自分がどういう風でいたいか、どんな時に楽しいと思うか。
それが大事なんだよなぁと、今更ながら思い至りました。
そういうものに貪欲でいることを許してくれる環境作りや、その事への感謝を
ちゃんと周りにお返しするイメージを作る事に夢中になれればいいんだなぁと。
結局シンプルなところに回帰するんですよね。
そこに戻るまでは随分と持て余しました。
というわけで僕は来年また音楽をやります。
1月12日から音楽活動をやります。
渥美幸裕氏というギタリストと「Japanese Guitar Session」というステージをします。
「海外から渡ってきたボイスパーカッションという技術を
自分が日本人であるということを表現するために使う。」
僕が昔から自分の演奏の3本柱の1本くらいにおいているテーマを
まっすぐに六本弦で表現・体現している方です。
とても純度の高い音楽家。
その渥美さんとの初共演。
今の僕にはとても大事な演奏になるはず。
2012.01.12「Japanese Guitar Session」
それが2020年の一発目であることに感謝しながら、2019年を締めようと思います。
今年もたくさんの方に、色々な場所、分野でお世話になりました。
来年もこれに懲りずどうぞよろしくお願いいたします。
2019.12.30.
MaL