進撃ロス

 

 

アニメ進撃の巨人の最終話が2023年11月5日に放送された。

ついに終わってしまったぁ、、、と寂しい気持ちと、諌山先生やアニメ作成者、原作の作成者の方々へ今まで楽しませていただいた感謝の気持ちを伝えたい。最終話を見てから進撃ロスを引きずっているので、自分の整理のためにアニメを流しながらブログを書くことにします。

 

シーズン1の第一話の放送日がAmazon primeだと2013年9月28日で最終話が2023年11月5日だからおよそ10年で完結したことになる。オリンピックで羽生選手が2回の金メダルを取り元号が平成から令和に変わった。長いけどあっという間だったなー。

 

 

最初見たときは中学生のころ友人Sに進められて見たのだが、それまで見てきたアニメが「ドラえもん」、「おじゃる丸」、「忍たま乱太郎」と平和なものばっかりだったからだろう、グロテスクな内容に興味を惹かれた。「1話からお母さん食べられんの!?」と話のテンポの速さににわくわくした。おじゃる丸やドラえもんではありえない世界だろう。小鬼トリオのボスがあいちゃんを食べ、おじゃる丸がこの世から鬼を駆逐する話。ちょっと見てみたい(笑)。

最初は刺激的なシーンに興奮したが、読み進めていくうちによくわからない設定に気付き始めた。

「ベルトルトトライナーは何がしたいのか?」「タイトルの2千年後の君へとは?」「あのサルみたいな巨人は何者?」「地下室のカギとは?」すべての設定に意味がありそうで惹き込まれた。

 

改めて進撃の巨人の魅力について整理したいと思う。

 

①作り込まれた世界

②登場人物の成長物語

③スリル

 

 

①作り込まれた世界

伏線回収がとにかくすごい。

マーレ編を見てから、完結してから読み返すたびに細かな人物描写に気付くことができる。

第一話、二話で壁が破られたのは始祖奪還作戦で向かったベルトルトとライナーの威力偵察だったわけね。

エレンからしたら残酷な殺戮者たちに見えるけど、ライナーやベルトルトもしたくてしたわけじゃなくて親を守るため、マーレは始祖を奪還して戦争に勝つためにしてたんだよね。

壁の中の人は理由もわからず殺される。壁内人類は理由は知らされない。視聴者、読者も知らされない。

王家がそう記憶を設定しているから。

進撃の巨人は一人で壁内、壁外すべての人類に立ち向かっている。

結局進撃の巨人はエレンイエーガーの革命物語なんだな。

 

「その日人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を。鳥かごの中にとらわれていた屈辱を。」

ナレーションがアルミンなのは、パラディ島外に交渉していて、すべてはアルミンの回想だったのか?

読み返すたびに新たな伏線をみつけられるので何回でも読めますね(^-^)

 

 

②登場人物の成長物語

見たときは中学生だったから怖いものに立ち向かう恐怖を乗り越えていくシーンに、こうなりたいなとついつい自分を重ねてしまった。無力感に圧倒されるシーン多いよね。部活の試合の時とか「絶対負けるやん」みたいな相手の時には勇気をもらってたな。気持ちだけであっさり負けてたけど。

個人的名シーン

・ジャンが調査兵団に入ることを周りに宣言するシーン

・ハンネスさんが巨人に立ち向かうシーン

・クリスタがヒストリアになった瞬間

・女型の巨人との戦闘で、エレンが仲間を信じて巨人化しなかったシーン

・巨人から人間になったエレンをアルミンがかばった演説「私はとうに人類...」

・「マフラーを巻いてくれてありがとう」

 

改めて一番はエレン目線で見ちゃうからガビとファルコより、104期とリヴァイ班に感情移入しちゃうな。

 

③スリル

巨人に食われるシーン、圧倒的に強い敵に立ち向かっていくシーン、トロスト区防衛戦、ウォールマリア奪還作戦、立体起動装置を使って生きるか死ぬかの戦いはハラハラする。

・トロスト区防衛線

立体起動使ったところでどうやって勝つんだ、、?

➡トーマスもアルミンもみんな食べられた、、。

➡エレンも食べられた??

➡エレン巨人だったのーーーーー???

・ウォールマリア奪還作戦

➡リヴァイ兵長いるし大丈夫だろ

➡獣の巨人の投石勝てないだろ、、、、。

➡団長そんなやりかたが、、?

➡勝ったーーー!

脳汁が出た。

 

知り合いが言ってたんだけど、最後の地ならしってウォールローゼの巨人も出ていくってことだよね?だとしたらウォールマリア、ローゼの住人も一緒に殺されるってことになるよね?

地ならしってパラディ島側も被害を受ける設定だったんだな(笑)。

ほんとにエレンは仲間さえ無事なら他はどうでもいいんだね。

 

 

いつの時代の誰に生まれても幸せになれない残酷な世界。