前回の続きです。
部屋に通される。
壁にはFCバルセロナのユニフォームが額に入れて飾ってあった。背番号は覚えていない…。
サッカー好きなんだね⚽️🙂
包帯をはさみで切る。
指は腫れていた部分が紫なんだけど…。
「この色素が消えるのは時間がかかる。傷みたいなもので数ヶ月かかることもある。でも感染とは関係ない。僕は8カ月前にイギリスで足を感染したんだ。見せるよ」
とスニーカーの紐を緩める。
足の甲に少し跡があった。
今思えば、なぜこの時期にイギリスへ行ってなぜ足を感染したのか聞けば良かったのだけど、なんか指が本当に治ったのか不安だったのよね…
ドクターが娘に「将来はどんな勉強したいの?」
娘「医学かな…」
「そうなんだ。それなら今度僕の手術を見に来るといいよ」
え、そんなことできるの?でも絶対に無理なら言わないか
娘「何年勉強しますか?」
「医学部が6年で、あそこで何年、ここで何年…全部で15年かな」
私「15年て随分長いですね…」
研修医時代も入っていると思うけど。そりゃ外科医になるのが簡単なわけがない。人体の隅々そしてその動きを覚えなくてはならないし。
「この子は髪を洗えますか?」
「洗ってもいいけど、その後必ずdettolで指を洗ってね」
でも暫く私が洗っていたけどね。今は冬で乾燥しているので数日に1度しか洗わなかったし。
今思えば他の話もすれば良かったな、と後悔何しろとっても忙しいだろうって思って遠慮したっちゅうか。あとほんとにもう大丈夫かなぁという不安🥲
おとなしい日本人と思われたに違いない
そして帰り際に手術の記録を渡された。
それを見て、また不安が
ここのPrognosis(予後)
「感染は予測できないが、その源となる箇所への治療は達成。再診の際には感染が進行していないことを期待。」
これって絶対に治ったって言いきれないの
でもドクターはできる限りのことはしたのだと思う。指の中深いところまで抗生剤を吹きかけた、と言ってたから。薬も抗生剤二種類と抗炎剤と痛み止めを服用していたし。
もう後は再感染しないように気を付けるしかない....
この紙を診療中にもらってたら質問したのだけど、出た後だったからね。まぁもし疑わしくなったら連絡すればいっか。
何しろきれい、きれいを心掛けないと
つづく