世界最高齢の南ア人男性が116歳で亡くなりました。

南アの黒人は比較的寿命が短いです。80歳以上生きる人はごく少数らしいです。それは持病やHIVを持っている人が多いこともあるからと思いますが、貧しく定期検診に行ける人が少ないからだと思います。

私が5年半前に移住した時に働いていたヘルパーと庭師は既に亡くなりました。

2人とも60代前半だったと思います。

ヘルパーが亡くなった時は義姉の家で働いていたので、最後の様子は見ていませんが、義姉が調子が悪そうなのを見かねて病院へ連れて行って検査をしたら、既に末期癌で程なくして亡くなってしまいました。

娘の面倒をよく見てくれて、明るく元気に働いていたイメージしか無かったので、本当にショックで娘と泣きました。

庭師は、頭痛がすると言っていたので、よく頭痛薬を与えていたのですが、まさか癌だとは思わず。

ある時から来なくなり、2番目義姉から彼が癌であること、祖国のマラウィへの飛行機チケットを買ってあげたことを聞き。マラウィへ戻って暫くして亡くなったとのこと。

その庭師のことは愛想が悪いおっちゃんとしか思っていなく、それでもショックでした。

自分の知り合いがそんな簡単に亡くなったのは初めてだったし。

彼らは医療保険もないし、定期検診も行けない。多少調子が悪くても我慢して働き続けて、寿命が来たらそれまで...ってことです。

南アでコロナで亡くなっているのは、そういう状況の黒人が多いのではないかと思います。60代が一番死者数が多いらしく、先進国より10年早いですよね。

それを思ったらこの方、愛煙家でこんなに長生きして凄いですねぇ。