伝説のアメリカのセールスマン、フランク・ベドガー氏の13徳目(その1) | 生命(いのち)を輝かせる言葉の森

伝説のアメリカのセールスマン、フランク・ベドガー氏の13徳目(その1)

先日「仕事力」(致知出版)の内容の一つとして紹介した伝説のセールスマン、フランク・ベドガー氏は、自分の行動を鍛えるために、フランクリンの13徳目を実践しました。
具体的には、一週間に一徳目毎に全力を挙げて習得するように工夫をしたようです。

ちなみにフランクリンとは、アメリカの独立宣言の起草者の一人、ベンジャミン・フランクリンのことです。(以前彼の言葉をこのブログでも取り上げました。http://ameblo.jp/makworld/entry-11269392563.html

そのフランクリンの13徳目は次のような内容です。

「フランクリンの13徳目」

1.節制 頭や体が鈍くなるほど食べないこと。はめをはずすほどお酒を飲まないこと。
2.沈黙 他人あるいは自分に利益にならないことは話さないこと。よけいな無駄話はしないこと。
3.規律 自分の持ち物はすべて置き場所を決めておくこと。仕事は、それぞれ時間を決めて行うこと。
4.決断 なすべきことはやろうと決心すること。決心したことは、必ずやり遂げること。
5.節約 他人や自分に役立つことのみにお金を使うこと。すなわち、無駄遣いはしないこと。
6.勤勉 時間を無駄にしないこと。いつも有益なことに時間を使うこと。無益な行動をすべてやめること。
7.誠実 だまして人に害を与えないこと。清く正しく思考すること。口にする言葉も、また同じ。
8.正義 不正なことを行い、あるいは、自分の義務であることをやらないで、他人に、損害を与えないこと。
9.中庸 何事も極端でないこと。たとえ相手に不正を受け、激怒するに値すると思ってもがまんしたほうがよいときはがまんすること。
10.清潔 身体、衣服、住居、を不潔にしないこと。
11.冷静 つまらないこと、ありがちな事故、避けられない事故などに心を取り乱さないこと。
12.純潔 性の営みは、健康のためか、子供をつくるためのみにすること。性におぼれ、なまけものになったり、自分や他人の平和な生活を乱したり、信用を失くしたりしないこと。
13.謙譲 イエスとソクラテスを見習うこと。

一つ一つが、自分の人生を無駄にしない心がけの実践になっているところが素晴らしいですね。
当時のアメリカンの事情も反映していると考えると、歴史の勉強にもなる言葉だと思います。
特に、二つめの「沈黙」というのは、重要な徳目で、人間社会できちんと役割を果たしていくためには、自分の目的にかなわないことには沈黙が重要なのだと思い出させてくれます。ITのおかげで、情報量が異常に多い世の中では、沈黙でいること自体が非常に難しいですが、それでもなお、そう心がけることで人間として成長できると思います。

実際に、ベドガーはセールスマンとして大成功した後で、自らの13徳目を作成しました。

といいつつ、今回は、ベドガー氏の13徳目に辿り着けません。

それは次回紹介させていただきます。

ではまた。