ある人が言った。「山下達郎をヤマタツと呼ぶのは、84年以降の生まれ」だと。
わたしは「達郎」一択。1983年生まれ。1989年生まれの編集部員に聞いてみると「え、ふつうに達郎っす」とのこと。ふつうに、ってなんだ。そんな感じで「ヤマタツ84年以降説」の信ぴょう性についてはよくわからない。だけど、ファウンド・オブジェではないけれど、過去の輝きが、華やかなブームが、別の世代によって「再び見出され」ることってしばしばある。
ここ数年「シティ・ポップ」「シティ・ボーイ」という言葉がふわふわとなにか新しいもののように浮上したように、山下達郎、いやヤマタツは、ある世代によって「再び見出され」た山下達郎なのだろうとわたしは理解した。
そんななか、いま一番「再び見出され」ているイラストレーターといえば、永井博だ。某メガネブランドの店舗に大きく踊る永井氏のイラストと「A LONG SUNGALSSES V・A・C・A・T・I・O・N」というコピーに「ロンバケやんけ」と思った人も少なくないはず。
サニーデイ・サービスの新しいアルバムジャケットのアートワークも記憶に新しい。もちろん現役で活躍されているけれど、この普遍的なアーバンネスがいまの世の気分なのだろう。
