前回、グノーシス主義でのモナドについて少しだけ触れましたが、この手の話になると毛嫌いする人は多いでしょう。

とは言えグノーシス主義者の観点から見た世界の仕組みで根源を言っています。

分からない部分を決めつけられる様に、また押し付けがましく感じたとしても、それはしょうがない。

彼らがそう主張していたのだから。

フラットに見比べるくらいは先入観なしにやってほしいところでして。

そのグノーシス主義ですが、彼らは時の権力にもの凄く毛嫌いされてました。

だからこそ当時のローマは取り込んで看板だけ奪って中身をがらりと変えて、それをキリスト教と名乗り始めた。

そこまで毛嫌いされた内容に一抹の真実もないと思いますか？と、それだけでも入り口としては十分だと思うのだけど。

それに欧州の支配者層というのは昔から秘密結社が裏で糸を引いていて、それが脈々と今も変わらず続いている。

秘密結社というのは知識を秘密に保ち、グループ内のみでその知識の恩恵を受けようとする人達の集まりで、普通の人が想像するよりはかなり沢山の結社が存在していたはずです。私も専門じゃないので大して詳しくはないが。

秘密結社というのはその性質上、為政者と裏表です。

近代以前の欧州では国王の参謀として道化師がいることがあり…色々物語ってる様な？

こういう話をわざわざしてるのも、身内を急に亡くしたり体調を急に崩して元に戻らない、みたいな境遇の人が増えたろうからです。

大事なものを失ってからでないと自分を取り巻く現実を真剣に見つめることもない訳で、真剣に考える機会というものは老衰するまで生きたとしてもなかなかない機会なのだと思う訳です。

一見、平和な時代というのももう終わりだろうし、こういう機会というのはますます減っていくことと思います。

だからそんな性分でもないのにわざわざ書いております。

それではモナドの話。

皆さんは自分や宇宙などが何で存在していると思います？

一度は誰もが考えたことがあるだろうけど、みんなすぐに止めるだろうと思います。

だって答えがでない。当方もなく壮大で取り付く島もない。

とりあえず科学の世界だと人間が今この世にあるのは偶然からくる進化のおかげとなっている。基本的に人でも物でも根本原因は全部偶然と言っているはずです。

いまだに進化論が基礎にあります。

でも確率論なんかを扱う学者に言わせれば、偶然と自然淘汰で人の体の仕組みができるには宇宙の年齢が140憶年くらいだったはずだけどそれを倍にしても全く足りないそうな。

でも答えは偶然と自然淘汰と先に決まってるから、それに対応する仮説のみ予算やスポンサーが付くしコメントの場も与えられる。

つまりは信じるに足る理由は特に何もなく、その意味では全ての説はフラットと言っていい気がするのですが、ねぇ。

モナドというのは全てを創造する意識、根源と捉えられています。モナド意識。The Oneとも。

モナドの発する意識の波が全ての存在を作っている。

つまり創造主となる訳だけど、意識的に今の世界を作ったのかどうかは、多分まだ議論の中なのかな？

一神教の様に自らが意図をもって創造したと必ずしもそう言える訳ではなく、私達も自分の見る夢を思い通りにできないでしょうから真意は測りかねます。

その辺は私の知るところではないにしても、たとえ推論だけでも理論を構築できただけですごいことだと思います。たぶん推論や直感だけではないのでしょうが。

これは前回も言ったけど、重要なのはここから。

モナドが全てを創造したのなら私達もそのモナドの一部ということになる。

つまり人間も創造主の意識の元に存在があるなら同一で神そのものということ。

というか神でない存在はこの世に元々ないと言えるのではないかな？

これには世界がフラクタル構造である概念と、感情も含めて全ては周波数の波である認識が必要になると思うのだが、私の浅い理解の上でなので幾らか抜けているのかもしれないです。

フラクタル構造に関してはYouTubeなどで動画でも探してほしい。

検索かければ山ほど出てくるはずですよ。

視覚的に見た方が早いので。

木の根や枝の伸び方、雷などもフラクタルで、よく見ればフラクタル構造だらけなのは気を付けてみるなら分かると思う。

なら私達も創造主と変わらないとも言える訳で。たぶんそういう主張。

ヴェーダに梵我一如や不二一元論という思想があります。

ブラフマン（宇宙を支配する原理）とアートマン（個人を支配する原理）は一体であること、または一体なのだからブラフマンしか存在しないとも言えること。

（WikiPediaにヴェーダ究極の悟りとされるものが普通に載っている。実はすごい時代なのです）

言葉が違うだけで同じことを言ている様に聞こえますね。

なんでちょっと前にしつこく自己認識と言ったか察しが付くでしょう。

人として生まれたならこれが究極の目的なんだろうと、私にはそう見えます。

そしてその域まで自己認識できるのは人間だけなのです。

極一部の霊長類以外は鏡を見てもそれを自分だと認識できないことは有名な話です。

それをもうちょっと突っ込んで言うなら、知覚力や感覚器官が衰えてくるとそれも難しくなる。

その前に固定観念を自分と思い込む癖を何とかしなくては無理なんですね。

何で支配層はアルミ粉を撒いたりフッ素化合物を摂らせようとしますか？何で認知力を奪うようなことを気付かれない様にひっそりと行いますか？誘導尋問だからやめるか…。

ちょっと禅宗の偉～い（と言ったら怒られるが）老師様の法話を聞いた時の話ですが、雲水（修行僧）が老師に

「犬にも仏性はあるのでしょうか？」

と、尋ねたところ、老師様の答えが

「仏性はあるが悟ることはできん」

と言われた。

記憶を頼りに書いているので、多少間違っているかもしれないです。

（仏性というのは仏としての性質のことで、人間は生まれながら仏性を持っているというのがたぶん仏教の宗派に関わらない基本的立場）

言ってることは分かると思いますが、自分を宇宙の原理と同一だと理解できるのは人間だけだということです。

つまり自己認識を追求することで、自分をつまりは宇宙原理の域までを理解することができるのだと思う。そして根源の理と物質世界のそれは同じではないと。全く違う訳ではないだろうが基本的なところに大きな錯誤がある。そして本来はその根源の方が私達の本質なのだから、それを理解することで物的に囚われた状態から抜けることを目指しては？と。

そんな感じのことを言っていると思っていいなかな？と思います。

だから外に求めず内を探索しなくてはいけないのです。

全ての答えはそこにあるはずなのだから。私は全然できてないけど、理屈の上ではそうなります。

何にしてもその人の現実を作っている何かはその人の考え方に、主観に完全に寄っている訳です。

極端な話、外の世界がどれだけ過酷を強いようと自己を確立した人に外側はさしたる問題ではなくなる、と言えるはずです。

次は周波数の話します。

スピリチュアルコミュニティの方々が波動を高めよう！とかよく言ってますが、そういう話ではありません。

突き詰めるなら、そういう目標になるのかもしれませんが。

その理の方を。

テストでダンテ地獄編の有名な画像をテストで張ってみます。

ブログ書いてから初の画像張りだ。こんな奴もめずらしいだろな…はは。

地獄というのは外に向かって広がっていくという解釈。同意しているから張ってます。

あなたはどっちを向いてますか？という話で、普通に生きてればそれを疑問に思ったこともないことと思います。

というか唯物論と消費社会が当たり前と思うなら自然と外側しか見ないはずです。個人的には意図的にこういう価値観の時代に誘導された、と思うのですが。

その人の外側には一見キラキラした無数のもので溢れていますが、実はそれらは地獄の広がりだと。安寧があるのは起点となる自分の中にだけなのだけど…

こういう話をしておいてなんだけど、別に修行僧の様に生きることを勧める訳でないです。少なくとも精神的に内と外のバランスが取れてなければ死に際にこの世に対する評価は決して良いものではないでしょう。たぶん。

モナドその１ フラクタル

モナドその１　フラクタル