　台湾には「千と千尋の物語」のモデルになった街があるというのは有名な話。

　そんなジブリちっくな街があるなら行かねばということで、向かったのが九扮の街です。

　現地ツアーも考えたが、バカ高だったので、路線バスで行くことに。

　台北のＭＲＴ忠孝復興駅のすぐそばにバス停(ほんまにバス停。バススタンド)があり、そこから出発。僕たちが行ったときは、日本人が数人いたのですぐわかったが、いなければ迷うかも。

　バスに揺られ、１時間３０分弱で到着したが、このバスは本当の路線バス。

　途中からジャージを着た中学生がワンサカ乗り込むは、買物帰りのオバちゃんが乗ってくるわで、非常に良い感じである。

　バスに乗ったとき、大きい紙幣しかなかったが、運ちゃんが「釣りないけど、早くすわりな」的なジェスチャーをしてくれたけど、降りるときに大きい紙幣が崩れている訳はなく、運ちゃんも苦笑い。

　困っていると、乗客のオッチャンが両替してくれたのであった。親切や～。

　続いて、運ちゃんが、「帰りはここじゃなくて、坂の上のバス亭からのるんやで」と言った具合にレクチャー。親切や～

　すぐに坂の小道が始まり、左右に店屋さんが軒を連ねる。土産屋や軽食屋さんが一杯である。

お汁粉。餅の代わりに芋が入ってて美味い。

甘さも控えめです。

着いた時間が夕方だったので、提灯に火が灯り幻想的になってゆく。　

　

提灯がたまらん風情を出しています

　冒頭エラそうにはなしたが、僕は「千と千尋の神隠し」は見たことがないというオチであるが、映画の雰囲気は何となく分かってしまったのであった。そのくらいここは、いい感じ。

　ところで、ここに訪れた時期は３月で、卒業旅行シーズンだったので、めちゃくちゃ日本人が多かったので、なんか日本で初詣に来ているような感じもしてしまった。

凄い数の日本人でした。僕も人の事言えませんが。

　また、ここには日本人経営の民宿もあり、泊まりたかったけども、満室とのことであった。残念、残念。

　帰りのバスは、日本人の行列行列。行列の出来るバス停で全く台北行きのバスは来ない。

　２０分ほど待ったけど、こないので、途中から電車で帰る作戦に変更。プランＢっやつである。

　瑞芳駅というのがあるので、そこで電車に乗り換えることができるので、瑞芳行のバス(これは頻発している)に乗ると、僕たち以外にプランＢを考えた人たちも数人。

　全然独創的なアイデアではありませんでした。

　瑞芳には１０分くらいで着き、そこから台北方面に。　

　でも、なぜかここの駅は、改札の時計から、ホームの時計も、駅員さんのの話す時間も全部１時間３０分ほど遅れているという、リアルタイムマシン状態で、気持ちが悪かったです。はい。

　それはさておき、列車に乗ると、またもや乗客のオッチャンが、どこで「降りるんだ、次の次の駅だ。」とか世話を焼いてくれるのであった。優しい～。