最近たびたび気づいてしまうことがある。

「生きている時間の九割は鞭で、残りの一割が飴」

たった一割の飴だけで九割の鞭を凌ぐのが人生の実態なんじゃないのか。自分のこれまでを振り返れば振り返るほどにそう思えて仕方が無い。
言うまでもなく飴が足りない。せめて5:5ならそれなりに生きていける。でも私の中では9:1。
一個でも飴があるんだから大丈夫だよね?欲しくても貰えない人がいるんだから恵まれている方だよね?だから頑張って。こんなことくらいで負けないで。
ずっとそう言われてきた。頑張れない私がおかしい。甘ったれている。
飴はご飯でもあるけど楽しみとか休息とかそういったものも兼ねる。生きる為に行うあらゆるリフレッシュ要素を全部この1で賄わないといけない。
足りない。全然足りない。辛い。辛いと感じることも辛い。できなければいけないのに辛すぎて出来ない。何も感じたくない。いらないことに気付いてしまったせいで何かにつけ心が折れる。だから感情を殺して乗り切る。
辛いと感じなければ飴がなくても耐えられる。周りにも迷惑をかけない。わたしも平和、周りも平和。