今日、奈良は雪があがっていますが全国のニュースでは色々な被害の状況が報道されています。

あらゆる交通機関が乱れていますので、はずせない予定のある方は本当に大変かと思います。その他の方もせっかくの週末ですが、無理な外出は控えて、身を守ってもらいたいですね。


 雪雲は関東を通り東北の方へ流れていきますが、被害が最小限で済みますように・・・。



 昨日は私も日宗先生の霊視を受けたので

妙心さんに書いていただいたメモを見返しながら帰路につきました。


 私の家には色々な人間の霊も集まってきますが、今回は動物の霊が集まってきているのも感じる・・・とのことでした。

 「何の動物だろう?」と思ったら代々私が飼ってきた犬たちや猫たちの様子。

なので、幼稚園の頃からずっと一緒だった歴代のワンコ達に思いを馳せます。


 昨秋から何度も犬用の仏壇のオルゴールが急に鳴り出したり、 

今年に入ってからは、三輪山のおタスキの番号もすごい確率で初代犬の名前の語呂と重なるので、ずっと気にはなっていました。(クロ⇒96)


 ただ、私にはそのペットたちが「辛くて」「この世に思いを残してしまい」そのようなメッセージを送ってきているのか、「そばにいるよ」というお知らせなのかが感じることができません。


 オルゴールに関しては、毎朝ごはんやおやつと水をお供えしだしてからは一度も鳴らなくなったので、「一緒にいることを忘れないでほしいという事か…」と自分の中で解決していたのですが、タスキ№に関しては、当たる度に「クロはどうしてしまったんだろう」と本当に悲しい気持ちになりました。


 というのも、クロは入院したまま亡くなったので、きっと寂しくて今も悲しんでいるのかな・・・。とばかり思っていたのです。

 

 それにクロは私が幼稚園の頃拾われてきたのですが、それから高校卒業の年まで一緒に育ってきて、特に思い入れが強い子です。そして、今まで飼ってきた犬はクロの子ども達なので、「もしかしたらクロの名前を代表にして他の犬が何かメッセージを送ってきているのだろうか…」などいろいろ考えてしまいます。私が考えても分からないことなので無駄なのですけれど…


 (今年四度目の96が当たった時は本当に思い詰めてしまい、すぐさま先生にご供養を依頼しようかと思ったのですが三輪山から下りてきたら、なんとなく…クロは家で私が供養した方が喜びそうな気がして「できるところまで自分でしよう」と思っていました。)


 昨日霊視で伺ったところによると、あまりにも辛い亡くなり方をしなければそういう思いで彷徨うことはないはずだということでしたので少し安心です。


 通常動物の生まれ変わりは速いのですが、犬は飼い主に対する忠誠心が強いので「傍で見守っていたい」という思いが強いことがあるそうです。


 おととし亡くなったクロの子孫も、しばらく家にいました。たぶん今もいます。

当時霊視を受けたときは、その子も「家にとどまって見守っていたいという気持ちのようです。亡くなった今、苦しんでいるようなものは感じず、穏やかな気持ちのようですので日々のご供養のお経は必要ないですよ」ということでした。

 うちのワンコたちは親思いの良い子ばっかりです(←親バカあせる)


それも私が不甲斐ないからなのでしょう・・・。心配かけてごめんね。


 クロはある日心臓の発作を起こして、家で様子を看ていたのですがそのうち病状が悪化して倒れてしまったのです。獣医さんの対応が早く一命は取り留めたのですが、依然危険な状態・・・。


 割に融通のきく町医者風の獣医さんだったので、「家に連れて帰っても、落ち着くまで入院でもどちらでも良いよ」とのことで、「家に連れて帰るなら今夜は往診で注射打ちに行くから」とおっしゃって下さっていました。

 クロは神経質で心配性でした。家には他の犬たちもいるのできっと物音がしたら余計な体力を使ってしまう、それにまた急に発作が起きたらどうにもできない・・・と判断し、入院させてもらうことに。


 もちろん「良くなってもらうため」でした。高校生の私はクロが病院で最善の治療を受けて元気になって帰ってくることを信じていました。


 何度かお見舞いに行き1週間が過ぎた面会の前日。

「今日は、もう家に連れて来てみよう」こんなに長引くと思わなかったのでクロも家に戻りたいだろうと思い、母とそう決めていました。


―当日の朝―

 7時ごろだったでしょうか・・・

綿の敷き詰められた棺にクロが入っていきます。クロの姿はハッキリ見えませんが何故か分かります。

 棺のふたが閉まっていく中、『ありがとう』と聞こえてきました。

私は当時からすぐに言葉が出なかったのですが(←夢の中でも…)、伝えたい言葉がありました。


『ずっとずっと大好きだからね』


言えないうちにふたは完全に閉まり、目が覚めました。


   うわあああっ


何て夢!

 高校生といってもまだ半分子どものような精神なので、クロは絶対元気で帰ってくるのに!!

 口に出したら現実になってしまいそうで、絶対誰にも言うもんか!と思いました。


 当時、嫌な夢を見たら「獏が食え」と言えば現実にならないという迷信を信じていて、ベッドの枕元には小さな獏のぬいぐるみがありましたので、それをつかみながら「獏が食え、獏が食え」と繰り返していました。


 そして午前中のうちに母が病院に電話をして、午後からの面会の予約を取ってくれました。

その電話口から珍しくクロの激しく吠える声が聞こえてきたそうです。


嫌な予感がしました。


 そして午後一番病院へ。

先生は浮かない顔。

クロはついさっき亡くなった―・・・と


 電話をしても間に合わない時間だったので、私たちが動揺して事故など起こさないよう先生はあえて連絡は入れませんでした。獣医の先生も動物好きです。1週間ずっとクロと一緒にいたので愛着が湧いてしまったようで涙ぐんでいます。


 この話をフツーに(見えない世界を信じない人)にすると、

「(ぴよこに)そんな夢見られたら、私死ななあかんの思って、空気読んだんちゃうか~?」とか言われてしまうのですが、クロが私に会いに来てくれたんだって信じています。

 そして、最期の力を振り絞り、母には電話口から声を聞かせてくれたのだと思います。


 ちょうど土日でしたので、週明けに火葬することに。

 最期に一緒にいられなかった分、同じ部屋で寝ましたが夜中ラップ音がなっていました。

 昼間はクロの子どもが誰もいないはずの私の背後をじっと見ていたりしました。クロは自由自在に動き回っている様子でした。


 入院させることは全部私が1人で判断したことで、今思い返せば正しかったのか…と答えが出ません。

今回クロは恨んでいないと知ることができてホッとしました。


 でもやはり、当時は考えが未熟で全てをクロの立場で考えてあげることができませんでしたので、その点は反省しながら、日々一緒にいることを忘れず声をかけ続けていきたいと思いました。


  火葬の日までは死後硬直をすることもなく、ずっと微かな体温がありました。
 火葬の日は快晴で、焼いている間犬の形の雲が、空にゆっくり駆け上がっていきました。

 普段話さない父がケータイで撮ったその写真を引き延ばしてきてくれたのを覚えています。

クロがとりもってくれた家族の絆を大切にしたかったけれどできないでいます。ごめんね。


 最後に言えなかった言葉を伝えるためにお墓に「LOVE FOREVER」と入れてもらいました。