実家の母から、ずっと飼ってきた金魚が今朝死んだと聞かされました。
私達家族が現在の実家へと移り住んできた、最初の夏のお祭りで掬ってきた金魚だそうです。
それは私が小学5年生の時なので、数えればもう25年は超えています。
普通はどれ程生きるのか分かりませんが、きっと長寿ではないでしょうか。
実家に金魚がいる事は知っていましたが、私はその存在を気にも留めず、餌やり、水の交換など実際の世話をしていたのは母だけでした。
狭い水槽の中で金魚は、私や弟達よりずっと長い時間を実家で生き続け、遂にその一生を終えました。なのに写真も思い出もありません。
お世話を続けてきた母がどんな気持ちでいるのか、聞こうと一瞬思いましたがやめました。
今更ですが、実家を守ってきてくれてありがとうという思いが浮かんできます。