連日、暑い日が続いていますね💦

気温35℃以上、WBGT31℃以上で外遊び禁止(水遊び、プール活動含む)としているため、毎朝それらをチェックすることから始まります。

去年は暑すぎてプール活動ができたのは4日間のみでした(・_・;

子どもたちが楽しみにしているプール活動なので残念ですが、「安全はすべてにおいて優先される」という原則があるように命には替えられません。




現在、都内でも、直近2週間で5名の方が熱中症で亡くなり、連日20名近くの方が熱中症で救急搬送されているため、慎重に対応させていただいています驚き




また、ヘルパンギーナは6月から現在まで計26名発症していますが、38℃以上の不明熱で欠席されるお子さんもここ数日でかなり増えています驚き

何らかの感染症かもしれませんが、もしかしたら急激な気温の上昇に、子どもたちの小さな身体が対応できていない可能性もありますねおねだり汗




暑い環境で過ごしたり、運動したりすることで、人間の身体は汗をかきやすく、皮膚血流量や血漿量が増えたり、安静時の体温を低く保てるようになったりと、暑くても体温を正常に保てるように適応できます。

聞いたことあるって方もいらっしゃるかもしれませんが、これが

「暑熱順化(しょねつじゅんか)」

と呼ばれるものです。

簡潔に言うと、「暑い環境に身体を慣れさせること」ですね。

子どもたちの命を守るためには、熱中症対策と併せて、この暑熱順化を効果的に進めてあげることが大切です。




この暑熱順化に要する期間は4日間程度(Lind,1963)、そして、アスリートが高いパフォーマンスを発揮するには7〜10日間(Bergeron et al.,2012)を要するといわれています。

しかし、子どもは大人よりも、この暑熱順化の効果が得られにくいことが示唆されており(Wagner.1972)、暑さ慣れが不十分な状態での運動にはより注意が必要です。

個人差はありますが、子どもでは暑熱順化に2週間ほどかかるとされています。




暑熱順化を獲得するためのポイントは、汗をかくことです。

人は汗をかくことで体温を調節しているため、汗をかいて汗腺機能を高めることが大切です。

お子さんが額や背中に汗をしっかりかいているかチェックしてみましょうにっこり




普段の生活でちょっと汗ばむくらいの体温上昇の機会を増やせれば良いので、追いかけっこや、ボールを蹴って追いかけるようなボール遊びなども有効です。音楽に合わせて踊るのもアリですね!
それと、入浴もオススメです。

湯船に浸かることで発汗を促すことができます✨




そして、暑熱順化を獲得する際に注意すべきことのひとつに、体内の水分不足があります。

さらに、汗をかくと水分と一緒に身体の健康維持に必要なミネラルも同時に失ってしまいます。

ミネラルは5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)のひとつで、体内で作ることができないため、食品や飲料から意識的に補給するようにしましょうにっこり




また、この暑熱順化の効果は、1〜3週間程度で消失してしまうため、効果を保つには5日に1回は暑い環境で運動を行うことが必要とされています(安松,2021)

長期休みなどでも、5日に1回はしっかりと汗をかけるような環境で運動できると良いですねうさぎのぬいぐるみスター




今日は七夕。

保育園ではクラス毎に七夕イベントが盛り上がりましたニコニコ

給食は七夕そうめんに、揚げたてのさつま芋と鶏天。おやつは七夕ゼリーでした^ ^