先日、ある保育士さんとの会話の中で「コロナの菌が移っちゃって大変でした」「そうなんですか〜それは、大変でしたね〜」なんてやり取りがありましたが、内心モヤっとしました😓笑
いや、言いたいことは分かるけどね？
しかし、コロナは菌じゃなくて、ウイルス！！
別にその場で訂正することでもないし、スルーしましたが、やっぱりモヤモヤ…
まあ、これはきっと僕の性格によるものですね笑
そもそも「ウイルス」は生物ではありません。遺伝子とそれを覆うタンパク質で構成されています。周りを覆っているタンパク質は細胞由来で、ウイルスが増えるためには「細胞」が必要になります。
細胞のない状態、つまり人を含む動物に感染していない状態では、ウイルスは感染力がなくなります。
ちなみに、「細菌」は細胞に寄生しなくても自己増殖できるので生物ですね
インフルエンザウイルスの場合、ウイルスのみで感染力を持つのは12時間まで、条件によっては48時間程度です。
ノロウイルスの場合は、気温が20℃なら10日前後ですが、温度が下がると長くなるといわれています。
RSウイルスは1～7時間、アデノウイルスは8～10日程度で、ウイルスによってもかなり差がありますね
新型コロナウイルスが付着したものに触れても必ず感染するわけではないので、どの程度の感染力を持ち続けるかは難しい部分があります😥
ただ、新型コロナウイルスについては、実験室でのデータですが、アメリカ疾病対策センター(CDC)、カルフォニア大学ロサンゼルス校、プリンストン大学の共同研究によって、ウイルスが残っている時間について報告されています。
・空気中でエアロゾルの形…3時間
・銅の表面…4時間
・ボール紙の表面…24時間
・プラスチック、ステンレスの表面…24時間
ただし、これらも実際に感染させて結果を見たわけではないので、あくまで参考までに
「飛沫感染」という点でいえば、2m以上離れていて、接触時間が30分以内と短時間であれば感染する危険性は低いといえます。
また、空気感染を代表する結核でも、同じ部屋にいたからといってすべての人が感染するわけではありません。
新型コロナウイルス感染症の場合は、パンデミックや相次ぐ変異株の影響もあり、感染拡大防止のため、より厳しい基準が設けられているということですね
手で触れることのできる距離(1メートル)で、マスクなどの必要な感染予防策をせずに感染者と15分以上の接触のあった人は「濃厚接触者」とされています。
しかし、もちろん濃厚接触者が必ずしも発症するわけではありません。
ウイルスは目に見えないので、感染拡大などの報道があると不安になりますが、まずは正しい情報を押さえ、あまりに不安を煽るような情報は鵜呑みしないことが大切です。
メディアは視聴率や売上を得るため、極端でネガティブな報道に走りがちです。
情報の出所はどこなのか、きちんとした公的機関からのものなのかも確認しておくことが大切ですね。
新型コロナウイルスは重症な肺炎を起こすことがありますが、換気の悪い、密度が高い環境では感染力が上がります。
さらに、度重なる変異によっても感染力が上がってくる可能性があり、日本でも何回も大流行していますね😥
感染者が増えると、それに伴ってウイルスの増殖する機会が増えるため、それだけ変異も起こりやすくなります。
新型コロナウイルス感染者は、約20％に重症化する可能性がありますが、治療薬やワクチンによって死亡率は減ってきています
インフルエンザも基本的に毎年流行しますが、インフルエンザに感染しても症状の軽い方や無症状の方は少なくありません。
一方で、ワクチンを接種していても既存のインフルエンザにかかって残念ながら亡くなる方もゼロではありません。
多くのウイルスに対しては特効薬がないので、ほとんどがつらい症状を薬等で和らげながら、自己免疫力で治す対症療法となります
そのため、大切なのは、普段から規則正しい生活とバランスのよい食事を心がけて、自分自身の免疫力を保つこと。
そして、普段から手洗いや手指消毒をしっかり行うこと。
今後も新たなウイルスが出てくるかもしれませんが、慌てたり過度に不安を感じたりするのではなく、これまでのウイルス感染予防法を基本に忠実に行い、健康を守っていくことがポイントです
