新年度に向けて
久しぶりの記事です。
4月から東京勤務となり、本日単身赴任先の群馬より引越完了したので感じた事をつらつらと書きます。
実に2017年7月から6年近くに渡る、モノ・ヒトづくりの企業への出向の長い旅が終わり、新たな旅立ちを迎える季節。
気が付くと36歳と中年に差し掛かっており、仕事においては自身のスペシャリティが明確になる時期と捉えているが、
正直な所、未だ明確では無いと考えている。
来歴は化学修士→商社→中小企業出向→今回帰任の流れで、今年度からは経営学修士を目標としている。知識の奴隷になる必要は無いが、自分には知識が無さすぎた。そのために経営学を学び、実務に落とし込む知恵という武器を作りにいく。
しかし、振り返ると、一見無計画で繋がりのない経歴ではあるが、その場その場での経験や感じた課題を元に進んだ結果で満足感はある。
結果論であり、決して意図的ではなかったもののスペシャリティの確立に向けたキャリアを歩めている。
社会人12年目のまだまだ若輩ではあるが、起業しないなら、キャリアプランってそんな5年10年と長期スパンで計画しなくて良いよと就活生には伝えたい。
社会は目まぐるしく変化するし、結局は1日1日日々の繰り返しの派生なので。
そんなことよりも、この約6年の出向によって、仕事上も当然ではあるが、精神的にも成長することができた。
羅列すると枚挙にいとまがないが、特に心に素直に生きる自分を取り戻せたのは大きかった。
そしてそのような環境を与えてくれた周辺の人には感謝。群馬という地域性もあるかも知らないが、素直な人が多い。
今思えば、間違いなく東京に居た頃は本音と建前のギャップにストレスを感じ、建前で応対せざるを得ない時間の割合が多い中、自身を見失っていた時期もあった。休職した時期もあった。人間関係が嫌で関わりを避けていく気質になった。
基本的に会社は組織である以上チームプレーであるから、経営層の指示の下、円滑に運営されるには同僚同士のリスペクトがベースに無ければ、スムーズな運営ができず、経営効率が悪くなる。
燃費の悪いクルマのように。
更に層別して大手企業に絞ると、当然ではあるが、より一層統制が敷かれ、個人の裁量にも制約があり、悪い言い方をするならば歯車であり、代替の効くコマ扱いにもなる。
しかし、大企業が比較的高利益体質で福利厚生含め充実した安定経営が為される所以ではあるので、この制約の中で個人の特性特質とスムーズな運営がされるための同僚との良好且つ建設的な関係が重要と思う。
リスク対応のための統制と効率的な運営の相反する2点に対し、お世話になった出向先に当てはまると、今後は統制面が強くなり、旧町工場の人々にとっては息苦しい環境に変化していく。
そのプロセスの中で、従来より良いポイントであった町工場の雰囲気の良さが破壊されず、社風として少しでも残り、活かされる会社になることを望む。
企業は人なり。人を育むという意味を実際に救われ理解できた自分だからこそ、残る人にはこの辺を上手く伝えたいと思う。
スピリチュアル
夢は願えば叶う。
良く聴く言葉。
しかし、そんな体験が最近続いてます。
スピリチュアルだが案外本質なのかもしれない。
反例
子供の頃の夢はサッカー選手、そして願ったはず
やけど叶いませんでしたやん
センスや努力が足りませんでした❓
いや違う。
夢は念じれば叶う。では多分足りないですね
もっと心の奥底から湧き出る願望、渇望が必要
(小野雅裕さん共感)なんだと思う
そして心が活きてるって多分こういう事なんだろうと。
今社会人10年目を迎える私が置かれてる現状は
投資先の経営改善ミッション推進中ですが、
大変に苦しい状況
一難去ってまた一難
にも関わらずまだ可能性を感じるのは
机上だけでは分からない現場最前線にいて感じる
当初の夢。
不足しているのは
心から湧き出る願望、渇望なのかもしれません。
経営は面白いです。
そして文頭に戻る。