今敏をご存知だろうか。
「パプリカ」や「東京ゴッドファーザーズ」のアニメ監督です。
あまり有名じゃありませんが今さんは昔、マンガも描いていました。
しかもアニメに負けない超一流のマンガ家だと僕は思っています。
「セラフィム」「OPUS」「夢の化石」「海帰線」の4作品が絶版でしたが亡くなってから再版されました。
今さんのマンガを読んで一番最初に思ったのはアニメメーターとして日本の宝を喪ったが、マンガ家としても日本の宝を喪ったと思った。
何が超一流なのかそれはアニメもそうだが話の構築、展開、見せ方がずば抜けて他の人とは違う。
「OPUS」
は常人では思い付かない話になっている。だがそれを常人でも分かるように話が進み最後にはやられた思うような終わり方する。さすが今さんとしか言えなかった。
「夢の化石」
は短編集で、色々な今作品を楽しめる。
SF、時代物、心霊ものとバラエティーに富んだ内容だが、全ての話の根底には読者を楽しませようという今さんが見える。
「海帰線」
色んな所で大友さんの影響は垣間見えるが、これを20年以上も前に27、28歳で描いていたのが信じられない。
幻想的な物語に絵が本当に合っている。
そしてなによりもスケールの大きさで、この時から今さんは映画を意識した物作りをしていたのが分かる。
今さんの発想力は僕の知るマンガ家の中では一番だと思う。
そんな今さんの作る最高のお話を一度読んでみては。
たぶん、絵で好みは分かれそうだけど。
マンガとは関係ないが映画のオープニング映像は素人の僕が観ても圧巻です。
