ある日のこと・・・
いつものように、マーガレットちゃんが どうぶつさんたちと遊んでおりました。
マーガレット「~♪」
マーガレットちゃんは、動物の扱いに天才的能力を持っています。
たとえどんなに警戒心の強い凶暴な動物でも、マーガレットちゃんには なついてしまうんですよ~。
・・・・・・おや?
妖しい人影が・・・!?
・・・って、灯ちゃんじゃーん
何してんのー??
灯(わーっ!!まこうるさいっ!!)
ええっ!?
灯(バレないように隠れてるんだからっ!)
な、なんで?
かくれんぼじゃないよね??
灯(・・・灯、あの子苦手なんだよぅ・・・)
なんですって!?き、聞き捨てならないぞ灯ちゃん!
あんなにイイ子のどこに問題があるっていうんだ!
灯(イイ子だからだよ!!イイ子っていうかもはや聖なるオーラが出てるんだもん!!
灯、なんだか成敗されちゃいそうなんだもん・・・!
妖怪と対決したら灯、絶対負けないけど・・・
聖なるあの子に“悪霊退散!”とか言われたらヤバいかもしれないの!)
聖なるオーラ・・・???
灯(あの子、自分では気づいてないかもだけど、天界の存在のオーラをまとってるの。
きっと天使が守護についてるか、天使の生まれ変わりか、どっちかだと思うの。)
ええーっ・・・!!?
灯(魔界出身の灯には分が悪いんだよー!)
ううーん・・・灯ちゃんが臆するなんて珍しい・・・
灯「わあああぁぁぁ!!」
マーガレット「・・・・・・??」
マーガレット「・・・灯さん、ちょうどいいところに・・・私、お話したいことがあるんです・・・」
灯「うううううんわかった、きき聞いてあげないこともないよ」
ツンデレかwwww
灯(うっわーめっちゃオーラ出てるー)
マーガレット「・・・・・・?」
灯「あ、灯、あんたなんかに負けないからっ!!
勝負したいなら、いつでもかかってきていーんだからねっ!!」
マーガレット「・・・・・・??」
マーガレット「・・・あ、あの・・・おっしゃってる意味が・・・よく、わからないですわ・・・」
灯「・・・・・・は、話って、そういうことじゃないの??」
マーガレット「ち・・・、違います・・・っ」
灯「・・・でもでも、灯、妖怪なんだよ・・・?
あんたにとっては敵の立場っていうか~・・・」
マーガレット「・・・よ、妖怪とか、敵とか・・・そういうことは関係ありませんわ・・・」
マーガレット「だって、私たち、家族ですもの・・・」
灯「!!!」
マーガレット「それに、たとえ灯さんが妖怪だとしたって、怖くなんか・・・ありませんわ・・・
灯さんが、この家のムードメーカーであることは、見ていれば、わかります、から・・・
灯さんは、とっても優しい妖怪さんですわ・・・」
灯(・・・!!)
灯「・・・あ、で、じゃぁ、話ってなんなの??」
マーガレット「あっ、す、すっかり忘れるところでした・・・
私・・・この家に来て、皆さまとろくにあいさつも、していなかったのです・・・」
マーガレット「あ、灯さん・・・
不束者ですが、これから・・・どうぞよろしく、お願いします・・・(ぺこり)」
灯(・・・・・・!!!)
灯「しょーがないなー!じゃぁ灯の最強魔力でマーガレットちゃんのこと守ってあげるよ!」
マーガレット「ほ、本当ですか・・・??」
灯「妖怪と天使がタッグ組んだら向かうところ敵なしなんだからー!!」
マーガレット(・・・天使??)
* * *
と、いうわけで、マーガレットちゃん、寸劇初登場!
ご覧のとおり彼女は、なんだかふんわりした聖なるオーラを放ち、いつも動物に囲まれてる設定です。
お嬢様口調ですが、小さめの声でゆっく~り話す、というキャラですよ♪
さてさて、マーガレットちゃんと仲良くなれてよかったね、あっかりん!
灯「うん!」
ところでさ、1つ気になったんだけど・・・
「聖なるオーラ」が苦手 って言ってたよね?
でも灯ちゃん、薫くんは全然平気でしょ?
彼も一応“聖剣士”だから、そんな感じのオーラまとってるんじゃないの??
灯「あー、アイツにもあるけどね、聖なるオーラ・・・
ドM女装癖の変態性癖のせいでドス黒く汚れてるからあんま気になんないよ」
薫「ヘクシュッ・・・!」
薫(おや・・・夏風邪でしょうか・・・)