先週土曜日、3年ぶりに開催された群馬県ピアノコンクール、本選でした
会場は、群馬が誇る、高崎芸術劇場
建物のデザインといい、響きといい、いつ行っても素敵なホールです
さて、昨日当教室から出演したのは、3〜4年生部門3人と、もう1人、何度かアドバイスレッスンをさせていただいている生徒さん。
5〜6年生1人。
中学生2人。
皆、それぞれが、なかなか素敵に、一人一人の持ち味や個性を表現出来たと思います
惜しくも入賞出来なくて涙した子もいましたが、各部門で、優秀賞入賞、そして、3〜4年生の部では、うち1人が、最優秀賞もいただくことができそしてさらに、全部門通じての最高位、大賞までいただくことが出来ました
何より審査員の先生方の心を打ったのは、
「先生に言われたとおりに弾くだけでなく、まだ小学校3年生にもかかわらず、そこに自らの演奏への意思表示があるのが素晴らしかった」ということのようです。
レッスンのポリシーとして、常々心がけていることは、音楽の文法を自ら理解してもらうこと、そして、その上で自分の意思を持つこと、どうしてそこはこう弾く方がいいか、理論的に説明するようにしていること、そして、伸びやかに、楽しんで。
なので、同じ曲を同じようにレッスンしても、大抵の場合、それぞれが違う演奏に仕上がります。
テンポも強弱も真反対になる事も。
「ここはこう弾いて」と押し付けるのではなく、「どこにフレーズの山があると思う?ここはどう弾きたい?ここの変化どう付けようか?」
等々、生徒と意見交換しながらのレッスンなので、時間もかかります。
普段のレッスンから、「ここは何調?この和音はどういう和音?」と、和声進行も意識させるようにする必要もあり、手間暇もかかりますが、でもやっぱり大切だなぁと実感
この日は、16時から同芸術劇場内の大ホールで、アルゲリッチのコンサートもあり、中学生部門終わって速攻移動。
アンコール中に受賞報告を聞いて、また音楽ホールへ。
3〜4年生の生徒たちとだけ、写真撮れましたが、5年生以上の生徒達とは、撮り損ねました
また、これからも日々のレッスン、精進続けていきたいと思います