今年の6月9日水曜に記したメモが出てきた
興味深いので、こちらに残しておくことにする
私はいつものように子どもを乗せて、帰宅中であった
スピーカーからおじゃる丸の音声が流れる
いつものアニメが、その日は全く違っていた
内容はこうだ
美しく成人したおじゃる丸が、月光町にやってくる
「幼い頃に、ほんの僅かな時間をこの地
で過ごした
懐かしくてやってきた」と言う
何かを探し求めるように、たった1人で町を歩いて回るおじゃる丸
いつものテレビで見せる、無邪気で元気なようすは全くない
何かぼーっとして夢を見ているような感じだ
いつものキャラクターたちは彼に出会っても、誰だかわかるものはいない
そして、ついに和馬に出会う
外でボール遊びをしていた和馬は、ひと目ですぐにだれかわかる
いや、最初はわからなかったが、あれ?おじゃる?というかんじだったか
それまで昼間だった筈が、どんどん暗くなり月夜になる
大きな月を背景に、おじゃる丸が言う
「あぁ、あの人のいうとおりだ
長くはいられない」
そして、宙に浮かんで消えていく
月光町は、いつもの様子にもどる
これで終わる
たった10分か15分の子ども向けアニメだ
なのに、私は小さな画面に釘付けになり、ポロポロ涙がこぼれていた
時代を超えて人と出会う儚さ
なんかわからんけど、泣けて泣けて仕方なかった
彼が何度も繰り返していた言葉が、また切なかった
幼い頃に、僅かな時間をこの地で過ごした気がする…
彼にははっきりとした記憶がないようだった
そして、和馬に出会って何かを思い出したが、もうそこにはとどまれない
あまりにも強烈で異色なその回は、本当に存在したのか
他にも見た方はいるのだろうか
なんとも異次元な時間だった
#おじゃる丸