翔が…ボロボロと泣き出した…







「っ、おぃ…」





「…すみません…」






「…お前…泣いてたのか…?」





「っ、…。」







「…だったらなんで…あんなこと…」





「…っ、…」






「バカなんだから…」






俺は目の前の翔を抱きしめた…








「んふふ…いつもより一段とでけぇし…」





「…ふぇ…?」







「玄関の段差で俺がもっと

チビになってんじゃん!」






「…ふっ…」





翔が…笑った。






ぎゅっ。







抱きしめてやるというより…抱きついた俺…








「…簡単に答え…出すなよ…ったく…」






「えっ…」






「俺は一言も別れるなんて

言ってねぇからな。」






「っ、嘘!?」






「…ほんと…バカなんだから。」






「…ホント…?」







頭を上げると…翔が子どもみたいな顔で

俺を見下ろした…







「んふふ…でけぇガキ…」






「っ、!?」







「…でも……素直で可愛い…」





「え!?」







「早とちりのおバカだけど…

そんなところも愛おしい…」






「っ、!?!?」







「…いい大人が泣きまくるところも…んふふ…」








「っ、ちょっと待って…

恥ずかしくなってきた!」






そう言って翔は手で顔を拭った。







グイッ!





「っ、!?」







「…恥ずかしくなんかねぇよ…」







翔の首を掴んで下へ引っ張った…






すると翔が屈んだ……







ぴちゅ…ぴちゅ…







グッ!






翔に腰を抱かれ…持ち上げられた…






密着する体…






両手で翔の首に巻き付くと…体が浮いた…








そのまま狭い廊下を進む俺たち…






そして……







雪崩れこむようにベッドへ……









「…待て!靴!」






「待てない…!」







再びキスをした…






いつもより激しい翔のキス…







それが凄く嬉しかった…







まだちゃんと…俺のこと

好きなんだって感じたから…









そして…お互いの服を脱がせた俺たち…






最後に靴を脱いだ……。











「…翔…」





「智さん…」








俺は翔の首に舌を這わせた…







「あ…」







翔の手が…俺の胸の先を弄る…







「…んっ…」








俺も翔の胸の先を舌で転がすと…






「あぁ…」







翔が感じてる…







でも…翔も負けじと動いてくる…









「智…さん…俺も…」






「え…」






そう言って俺の胸の先を口に含んだ…







「っ、!」







そして…舌で激しく刺激した…







「あぁ…!」







ここが…こんなに気持ちいいなんて…

始めて…感じた……









「…しょ…っ、…」







「…気持ちいい?」






ドキッ…!







上目遣いで俺を見る翔…







さっきのメソメソしていた翔はどこへ!?