外にでて青空を見上げた…






いい天気っ!!





お出掛け日和!!






しかも午前中から出掛けるって…

俺、めちゃくちゃ健全!












そして、俺が向かった先は…






「ここか…」








「いらっしゃいませ~」






「っ、ども…。」







店内には想像より人が多くて驚いた。








それに…キャンプグッツが

こんなにもオシャレだったとは…







確かにここに来ればなんでも揃うってことが

わかる…






小物から大きなテントまで…






あっ…これって焚き火の…






智さんのもこんなだったはず…







「ぐえっ!」





高っ!!こんなするの!?





マジか!!!








そう言えばYouTubeで勉強するように

言われてたんだった…






それもせずにここに来てしまった俺って…










「あ!」





ポケットからメモを出した。








昨日智さんから学んだ知識。







まずは…








「すみません!

パップテントってありますか?」








パップテントとは元々は

軍用で使われていた簡単なテント。






設営も楽だし、何せ見た目が

男らしくて格好いいとか。






智さんもパップテント派らしい。








テントの次はチェア。





そして小さなテーブル…マット…クッカー…










「ソロキャンプ始めるんですか?」






「っ、あ、はい…あはは。」







店員さんが近付いてきた…








「バーナーもあると便利ですよ?」






「バーナー?」






智さんの説明にはなかった。







「こんな風に調理に活躍します。」






「へぇ~…」






料理をしない俺にはあまりピンと来ない…








「これでラーメンなんか作って食べたら

もう最高ですよ!」






「ラーメン!?」







俺は智さんを思い出して

テンションが上がった。






「じゃ、それも!」






結局、大荷物になり配送をお願いした。













「…爆買いしてしまった…」






レシートを見てちょっと焦った。





カシャ!






それを写真に撮って

なんとなく送ってしまった…





智さんに……














その後、ラーメンの口に

なっていたこともあって

一人でラーメン屋へ入った。






すると…







ブブッ!





「っ、!」






《爆買いしてるじゃん!!!》





智さん…





ドキドキ…







《見てたらつい…でも凄く楽しかったです!》






すると…






《ほぼ揃ってんじゃん!》






《店員さんと智さんのメモを頼りに。

これで俺もソロキャンプできそうですか?》






《料理できねぇんだろ?》






《ラーメンなら作れるかと!》






《本当かよ!》






《多分!》







するとその後…

智さんからのメッセージが途絶えた。









ラーメン屋を出て街をプラプラしていた。







クリスマスも終わるな…





そしたら一気に年末年始…






何となく気持ちがソワソワする…






これって歳を重ねれば重ねるほど感じる…








「あ…雅紀の誕生日プレゼント…」






まだ準備してないや…






そうだ!





昨日、雅紀はニノと一緒だったんだ…







智さんがソロキャンプに行くからって…

ニノが雅紀を誘ったはず…






でも雅紀には恋人がいるのに……。