ゆっくり…近付いたものの…
えっと……
キスって……どうやんだっけ…?
ショウが…目を閉じた!
しかも…皺ができるほど思いっきり!
「…ブッ!」
「…!?」
我慢できず笑ってしまった!
「…な…な…なに…!?」
「…だって…お前の顔…」
「っ、わ…笑うことないじゃん!」
「…ショウ……お前まだチェリ…んっ!」
ショウが手で俺の口を押さえた!
「っ、…そうだよ……童貞…だよ…」
…っ、!
「…キスも…したことないし………」
俺は…ショウの手首を掴んでゆっくり離した…
「…じゃ…なおさら優しくしないとな…」
「えっ…」
顔を真っ赤にするショウ…
「…その前に…」
「えっ…」
「俺も…好きなやつとのキスは初めてだ…」
「っ、!?」
顔を傾けて…
ショウの唇に自分の唇を…重ねた…。
…ちゅっ…。
「…目くらい…閉じろ…」
至近距離で…目が合ってそう言うと…
「…っ、…大野さん……キス…」
「…なんだ!文句あんのかよ!」
俺は…照れ隠しで言うと…
「……だって…あの人といつも…」
「っ、…あんなの…キスじゃねぇし!」
「…大野さん…」
「……ショウには…
どんな風に言ったか覚えてねぇけど…」
「え…?」
「…セックスも……
ただの苦痛でしかなかった…」
「…大野さん…」
「……だから…自信なんて…全くない…」
「えっ…」
「男同士のセックスの良さなんて…
俺は本当に知ってるのか…
どうなのかも…わかんねぇ…」
「…大野さん…」
「……でも…一つだけ言える…」
「えっ…」
「…俺……さっきのキスだけで……
勃起してる…」
「っ、!?!?!?」
「んふふ…。」
「ショウに…欲情してるってわかって…
嬉しい…」
「っ、!!!」
「ショウは…?」
「…っ、…*○@#☆□!!!」
「とりあえず部屋も冷えてきたし行こう。」
「っ!!!」
ショウの手を引いてベッドに座らせた…
緊張しているのは俺も同じ…
もういい大人なのに…
「ショウ…」
俺はショウの手を握った…
「…もう一回…キス…いい?」
「…っ、…ぅん…」
「今度は…少し長めな。」
「…ぅん。」
うつ向き加減のショウの下から…
ゆっくり近付いた……
ぴちゅ…
触れ合った唇…
今度は少しハムハム…と動かすと…
ショウがピクッ!とした…
「…ショウ…同じようにして…」
…コクリ。
もう一度キスすると…
ショウも同じようにハムハムしてきた…
俺はそのまま口を少し開いて…
舌先でショウの唇を舐めた…
「っ、!!!」
「ショウ…いちいち反応が…んふふ」
思わず笑ってしまった…
「っ、…俺もっ、…」
え?