雅子様がお誕生日に発表された文書を読んで、
少しずつでも確実に回復してるお姿に勇気を頂きました。

それはさておき。

今は陽転も落着いて、普通に「何を話しても大丈夫」と信頼関係を
築けているカウンセラーさんですが、最初は嫌いでした。
初対面の時はなんともなかったんだけど、3回目くらいから
見た目とか声とか仕草とか、全部が嫌いだった。
一番ひどい時は、着てるポロシャツの胸の刺繍がむかつくから嫌いとか
言いがかりレベル(笑)
なので、カウンセリングが苦痛だった。

毎回しんどい思いをさせる(←逆恨み:笑)カウンセラーさんを
困らせてやろうと、ある日自分の中では「すっごい事」を打ち明けた。
結構ややこしい感じの話だし、思いっきり自己否定の内容なので
(要するに、産まれてこなければ良かったという話)
どういう反応するんだろう?と意地悪な気持ちでいっぱいだった。

そんな意地悪をする私に対して、カウンセラーさんは
ずーっと話を聞いてくれて、私が泣いてつっかえても
「ゆっくりでいいですから」と声を掛けてくれた。
話し終わったときに、一呼吸置いて

「そっか、今まで辛かったですね。
話すの勇気が必要だったでしょ?
話してくれて嬉しいです。
よくここまで頑張って来れましたね。
僕がそのしんどさを預かりますから。
これからもしんどい事を話して下さいね。」

そう言ってくれた。
私は意地悪してるのに。
そんなの気にもせず、優しく受け止めてくれた。
笑ったり、呆れたりせずに真剣に話を聞いてくれた。
その一言がきっかけで、嫌いという気持ちがだんだん小さくなっていった。

今思えば、百戦錬磨の彼にしたら、私の「すごい事」なんて
そこまで「すごい事」ではないだろうし、
その後の言葉もセオリーの一つの台詞なんだろうけど
それでも、私の気持ちをほぐすのには十分だった。

それが今は「次のカウンセリングが楽しみだ」になるんだから
人の心って解らないもんだね