クジラは、これまで長老と戦ってきた窃盗事件についての落とし所を考えています。
姦淫や淫行は聖書的に道徳上の罪ですが、窃盗はそれだけではなく、刑法上の罪でもあります。
では、何故長老は窃盗事件を警察に届けなかったのでしょうか?
この場合、長老の立場は被害者ではなく、窃盗犯をその場で捕まえた当事者です。
集会運営者として、通報の義務はなかったのでしょうか?
クジラが警察に投げかけている疑問点がこれです。
犯人には余罪が見込まれていたのですから、被害者の意向を聴いた上で、然るべき対処が必要でした。
長老は、犯人が病気のため犯行を自覚していないということで何もしないのです。
又、余罪については証拠が無いので警察に届けないそうです。
当事者としての、この長老の配慮を警察はどう考えるのでしょう?
O刑事は、警察は被害届によって動くと言いました。
警察は事件屋なので、事件が起きたら動くということです。
つまり、被害者の届け出が必要だということです。
ここまでは、被害届を受理するときの話しです。
クジラは被害届を出しましたから、O刑事は捜査を開始しました。
しかし今は、O長老の手紙で、弱腰になっています。
O長老も他の長老も、窃盗事件があったことは、否定的していないそうですが、
O刑事いわく、犯人が精神的病気のため慎重にしたいということです。
つまり、警察の失態で病人に自殺などされてはたまらない、ということでしょうか?
あるいは、5年もたって被害届を出したクジラの人格に疑いを持っているのでしょうか?
なかなか事態は進展しません。
この状態で、バトンは山田刑事(もちろん仮名です^^)に引き継がれました。
まだ見ぬ山田刑事はどんな人でょう?
クジラは作戦を考えました。
警察の意向は、何とか被害届を無視するか、取り下げさせたいと言うことだと理解しています。
警察が接触したことで、「犯人に自殺でもされたら大変だ!」
と言うことでしょう。
それなら、クジラは示談に応じると再度伝えるつもりです。
なぜなら、クジラが被害届を出した目的は、犯人逮捕ではないからです。
刑事事件を何の法的権利もない長老たちが差配する、その現実を警察に考えさせるためです。
市民の福祉を守るために捜査、逮捕権を持っている警察を無視して犯罪を隠蔽することを、警察が許して良いのか問うための被害届でした。
捜査の手がO長老に伸びたことで、一応一つの目的は果たしたのですが、その後の警察の対応が優柔不断です。
何もする気がないのでしょう。
それで以下のことを要求しようと思います。
警察が被害届を取り下げさせて、これ以上捜査を続けたくないなら、O長老を指導して犯人に示談の申し込みをさせる。
あるいは、O長老が今後決して犯罪を隠蔽せず、警察に届けると書面で提出して、それをクジラにも渡す。
警察が捜査を取りやめたいなら、この二つの方法のいずれかを選ばなければなりません。
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