産まれました!!! | 闘病ブログ〜リンパ芽球性リンパ腫〜

闘病ブログ〜リンパ芽球性リンパ腫〜

2014年6月悪性リンパ腫(T細胞リンパ芽球性リンパ腫)stage1と診断され、hyper-CVAD/MA抗がん剤治療8クールを行いました。放射線治療(17回)と2年の通院を予定しています。不妊対策とし卵巣凍結、卵子保存を行いました。少しでも同病の方への情報提供になればと思います。

前記事で切迫早産で入院中と書きましたが、無事に一週間で退院しました。

退院から3日後に病院を受診していたのですが、待合室にいる時にドバッと出血する感覚があり、慌ててトイレへ。

下着も血まみれで足を伝って靴下も血でぐっしょり。

出血は止まる気配もなく、下半身血まみれのままトイレを出てスタッフさんに声を掛けました。(麻酔科の受診だったので、待合室にいた患者さんもぎょっとしてただろうなガーン)

すぐに母胎科から看護師さんが車椅子を持って迎えに来てくれました。

そのまま母胎科の診察へ。

なんと、陣痛がきていてポーンポーンポーンそれが原因での出血だそう。出血はずっと止まらないけど、陣痛というか、痛みは全く感じませんでした泣赤ちゃんは元気との事。


すごい出血だったので、またこのまま入院になるんだろうな…たった2日だったなー帰れたの…と呑気に考えていると…

看護師さん「もしかしたら、このまま帝王切開になるかもしれないからご家族と連絡とれる?」

と言われ、え!?!?今日!?!?今から!?!?ポーンポーンポーンポーンとプチパニックになりました。

まさか、今日!!36週になった当日でしたガーン


夫と母に電話をしてこのまま帝王切開になる旨を伝えましたが、家族の到着を待たずに手術着に着替えて担架みたいなベッドに乗せられ……

本当これ。先生や看護師さんに言ってみたかったけど流石にそんな勇気はなかった…



あれよあれよという間に麻酔が入り、下半身の感覚がなくなる。突然怖くなって、「体が斜めになってませんか?真っ直ぐにしたい」「なんかこの体勢が気になる。真っ直ぐにしたい」と変な事を口走る。手術は始まっていたらしく、痛みも何もなさすぎて、え???と思っている間に引っ張られたり広げられてるような感覚はあって、心の中ではうわああああって思いながらも耐えていると「おめでとうございます!」と言われ、赤ちゃんが産まれました!!

泣き声…と思っているとすぐに泣いてくれて安心しましたえーん産まれてからの処置?の時間の方が長かったけど、赤ちゃんを見たら安心して心穏やかに。


手術が終わり、ベッドに乗せられ部屋へ移動する途中に夫に会いました。(コロナ禍なので、赤ちゃんとはガラス越し対面、私とは一瞬だけすれ違う)

「赤ちゃんに会った??」

「え!?もう産まれたの!?」

あまりに緊急だったからか何も知らされないまま待っていたらしい驚き産まれたよーと言いながら本当に一瞬で別れました。


術後の痛みが心配でしたが、強い痛みはなく、座薬一回と一日一回のロキソニンで過ごしました。

翌日からは母子同室が始まり、寝不足ですネガティブ


そしていよいよ明日が退院びっくりマーク

コロナが感染爆発していて、新生児でかかったらどうしよう…という不安もありますが、ポジティブに新生活を楽しみたいと思ってますにっこり



思えば、闘病を機に始めたこのブログ。

当時はまだ20代で、突然癌を宣告されて…病気が治る事、生きる事の次に、結婚して子供を産む事が出来るのかが不安でした。

治療を一旦ストップして大金が掛かってもした卵巣凍結の手術。

いつかこのブログで病気を克服し、結婚をして、子供が産まれました!と報告するのが目標でした。


闘病中に自分が描いた理想の未来が叶いました。

それぞれ、思い描く未来は違うと思います。

同じ病気で、闘病されていて、この先どうなるんだろう。明るい未来があるのかな。と不安に思っている方に、夢が叶った一つの例として、少しでも希望になれたら嬉しいです。


もちろん、これで全て終わった訳ではなく、この先もずっと元気に過ごして行く事が新たな目標です!

更新頻度は低いですが、ずっとずっと元気です、とブログを更新できますようににっこりにっこりにっこりスター