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#bookcoverchallenge Day 2 Handbook voor de Perfumarie en Kosmetiek, Jules Leon 1947 . オランダ語のアンティーク本。これも活動初期に手に入れたもの。パフュームとコスメを小規模で量産するためのレシピや手順が書かれていて、ドラッグストアに並んでいるものはたいてい網羅している。例えば香水だけでなくシェービングクリームから歯磨き粉、アイシャドウ、日焼け止め、靴磨き粉まで。化学が産業として花開いていく時代の本。掲載されている広告が時代を感じさせます。 . この本がわたしの手元に来た経緯にも想い出があります。ロッテルダム時代はちょっとしたアンティーク街に住んでいたので、子供が小さい時はベビーカーでいちにち中散歩していました。ある気難しいマダムが営む、時が止まったかのような空間の古本屋さんで、つたないオランダ語で「香りの本が欲しい、香水でも料理でも、香りならなんでもいいけど、作るのに参考になる本がいい」という難しい注文。たいていの古本屋さんは「うちにはないよ」という二つ返事なのですが、マダムは15分くらい本棚を眺め、しかめっ面してこの本を出してきたのです。ドンピシャすぎてびっくり。 . 「あなたにはもっといい本があるわ。今探してみたけど、ここにはないみたい。Mengen en Roeren (混ぜる、そしてかき混ぜる)という本よ。入ってきたら取っておくわ」 . 育児に忙しくて頻繁には立ち寄れなかったけど、しばらく経ってからまた行くと、わたしのことを覚えていてくれて、「あなたが興味あるかと思って取っておいたわ。まだMengen en Roerenは入ってないけど」と、数冊取りおきしておいてくれたのです。そんなふうにしてわたしの香り本コレクションは膨らんでいきました。 . 情報は独自に仕入れなければ、新しいことなんてできません。わたしの場合はこうして、オランダ の数名の方から情報をいただき、嗅覚アートを独自に作り上げてきました。古本屋のマダム、理化学機器の中古屋さん、そして調香師養成学校の校長(南仏の学校だけど、校長はオランダ人)に質問しまくったなぁ… . 次の本は、マダムのイチオシの Mengen en Roerenです。ちゃんと見つけて、取っておいてくれたのです。

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お花友達の @isokohanashiro さんへ、月下美人のアロマディフューザーを配達した折、石垣産 #ティートリー をいただきました。花城さんは、コロナ対策ティートリー石鹸を作ってらっしゃいます。 . ではわたしは…ティートリー・キャンドルを作ろうと、昨日からアトリエに籠ってました。試作品をいま灯していますが、キャンドルなのに清涼な森の香りがほのかに楽しめて、こんなの今までなかったよね!特に日本では!と自画自賛してます〜笑(もちろん常軌を逸した独自の方法による制作なので) これもステイホーム応援グッズとしてマイwebショップに並べよう。 . こうして私がコロナ・トレンドを楽しむことができているのは、ひとえに医療従事者や政府関係の皆様が頑張ってくれているおかげです。そこには感謝しかなく、#ステイホーム により病床を埋めない貢献ができるのだから、喜んで籠っております。 . 政府に文句タラタラだったり、まず補償を求めたり、いきがって強引に旅行に出て観光したりウェーイしたり、自粛警察になったり。その心理がなかなか理解できないでいるけど、一方で感動的なリーダーシップを取る人もいる。あの市長やあの知事、あの店やあのサービス、あの投稿やあのコメント、などなど。男も女も、惚れてしまうではないか。。。思わぬ形で、価値観のカタストロフィを経験してます。

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#bookcoverchallenge Day1 . もともと本好きなので、最近はいろんな方のチャレンジでそれぞれのセンスを見せていただき、楽しんでました。そんな中、バトンをいただきました。ちょっとルール違反ですが他に回すことはせず、ただ私のキャリアを育んでくれた本たちを挙げ、リスペクトを払いたいと思います。 . 私の嗅覚アートは、誰かから習ったものではなく、本を読みながら自ら作り上げてきたものなんです。そのため私の通信教育フレグランス・アートコースの生徒たちには100冊以上の推薦図書リストを渡したところでした。その中から、7冊か…。 . 1冊目は、バトン主 @sayuri_whitte 様の挙げていたサスキンド著「香水」の元となった、文化人類学者アラン・コルバンによる、嗅覚歴史学的な本「瘴気と黄水仙」。 . 瘴気は悪臭、エアロゾル。黄水仙は芳香のメタファーです。エアロゾル感染なんて騒がれてるいまの時代にぜひ読みたい本。 . サイエンスの確立していない中世ヨーロッパでは、あらゆる病の元は汚臭や悪臭だと思われていました。近代衛生学を嗅覚社会学的に読み解いたのがこの本です。アロマテラピーの源泉を知ることができるので、アロマやる方には必読の書。ちょい難しいし、いろんな匂いの描写がおぞましくもありますが… . 私のキャリアのかなり初期に仕入れた本で、「研究すべきは嗅覚で、匂いそのものではない」といわたしの制作スタイルを作ってくれた本だと思います。匂いは、社会概念や通念によって、瘴気にも芳香にもなり得るからです。それはコルバンの綴る嗅覚の歴史が物語ってます。 #香水 #perfume #suskind #alaincorbin #アラン・コルバン #瘴気と黄水仙 #foulandfragrant

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