太宰治賞の贈呈式から早10日が過ぎました。
6月も残すところあと1週間弱……。
2016年も折り返し地点を迎えようとしていますね。
何だ何だ、この早さは。
贈呈式以来、本業が忙しかったこともあって、ブログの更新がすっかり滞っていました。
今更ながらですが、写真は贈呈式の会場である東京駅前の銀行倶楽部。
外観・内装ともに素敵な会場でしたが、もうすぐ建て替え予定とのこと。
もったいない……。
贈呈式には、受賞作『楽園』の制作を応援してくれた「夜釣りの会」の仲間も、数人が参加してくれました。
はるばる関西や北陸から来てくれた仲間もおり、せっかくだからパーティーの前にちょっと東京観光でもしようか、という軽いノリで、連れ立って皇居周辺を歩いたのですが、開放されていた東御苑を中心に、気づけば3~4キロは徘徊(?)した気がします。
贈呈式本番の前に、なんだか既にやり切った感がありました。
その前夜、私は仕事がなかなか終わらなかったのに加え、贈呈式でのスピーチの原稿もなかなかまとまらず、あまりゆっくり眠れなかったのですが、そのせいもあるでしょうか……。
贈呈式本番のことは、あまりよく覚えていません(-_-;)
ともあれ、担当編集者様のサポートや会場の温かい雰囲気のおかげで、何とか乗り切れたような気がします。
(いや、でも、渾身のまじめなスピーチを用意していったのに、なぜか私の挨拶で会場から笑いが起こっていた記憶はあります。あれ……?)
会場では、同じく最終候補に残った方のお一人とお会いできたものの、私がボケっとしていたせいで挨拶程度しかできませんでした。後悔……。
(ここをご覧になっているか分かりませんが、お声かけくださって本当にありがとうございました)
そんなこんなでしたが、何とか式典を終えて、ほっとしている今日この頃です。
写真は、贈呈式には参加できなかった仲間が送ってくれた手作りのぬいぐるみ。
「夜釣り」スタイルで、釣り竿とお魚までついているという芸の細かさ。
リボンにも「夜釣十六さん、太宰治賞受賞おめでとう!」の文字が。
これを贈ってくれた仲間(仮に夜釣七海さんと呼びます)は、『楽園』の主人公に名前を付けてくれた方でもあります。
(『楽園』の登場人物は、それぞれ「夜釣りの会」の仲間に命名してもらったという経緯があります)
ご病気からの完全復活に向けて、今も明るく闘っている七海姐さん。
私もこの釣りクマちゃんと一緒に、明るく書き続けていきたいと思うのでした。