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makitoのブログです

 

真剣なまなざしで

彼はつまみぐいを試みたのでした

そんな瞬間をパシャリ

 

ぼくもいろんなもの

つまみ食いしていきたいものです

それこそ

真剣なまなざしで

 

けど、やっぱりニタニタと

ぼくはにやけちゃうんだろうな

 

たのしいから

つまみぐい

 

きっとひとの人生ってあっという間で

とても長いようで、時が来て、振り返ってみたら

やっぱりあっという間に過ぎているものなのかなぁと

そんな風に、思ったりします

 

自分が、よくもわるくも

これまで何をして来たかを大事にするより

これからをどう生きていくかを考えることの方が、

今はなんとなく大切な気がしています

そっちの方が些細なことが大きく見えそうだし、

それってけっこうたのしいことだから

 

ここしばらくのぼくは、

もうずいぶんたくさん大事なものを取りこぼしては

そのままにして歩いていました

「らしくないでしょ」と叱ってくれる友人がいてくれること

それは幸せなことで

 

相変わらずわかった気になっていても、実はぜんぜん

痛いくらいにわかっていないぼくは今日も健在です

「うわぁ、自分よっわ!!」と、心の底から

あきれかえるくらいに、

泣けるくらいに

 

だから、という訳ではないけれど

ちょっとまた、ここに戻ってきました

 

 

また来ます

 

 

 





ライブが終わってからは
いろいろと、葛藤の日々です

そんな日々を器用にこなせる自分であるはずがなく
大なり小なり失敗をくり返す毎日

そんな煮詰まった中で、
今年の桜は咲き、そして散っていました

その日は天気がよかったので
思い立ってポラロイドカメラとデジカメを持って公園に行きました


ポラロイドカメラで桜を撮り、
フィルムが陽の光にあたらないよう慎重にポケットの中に入れる
ちょうど人肌の温度で保管しないとフィルムに画像が出て来なかったりするので
この一連の動作はどこか緊張感を持ってやるのでした

そんな中で

「なーに?そのカメラー?」と、小学一、二年生くらいの子ども等にからまれます





いきなり声をかけられたので「うおっ!!」ってなる30歳


「これはねぇポラロイドカメラっていうんだ」

「ぽらろいど?」

「撮るとカメラからフィルムが出て来て、
しばらくすると写真ができるんだ」

と伝えると

「ねぇ、『ふぃるむ』って何?」と聞かれます

(なぬっ!?フィルムを知らない?ま、まぁ無理もないのかな、、)

30歳、小学生に少し怯むと、もうひとりの少年が

「こっちのカメラならパパも持ってる!」と
ぼくが首から下げていたデジカメを指差し言います

「あ、あぁ~、これはフィルムじゃなくてSDカードだからなぁ」

と言うと、「そうそう!うちにもあるよ!」
(え、SDカードだとすんなり理解するんかい!?
これが『じぇねれーしょんぎゃっぷ』というやつなのか、、)

と、不慣れなことばが脳裏をよぎるのでした


数枚しか撮れないポラロイドカメラによく食いつかれ

「ねー、なんで数枚しか撮れないの使うのー?」

牧:実はおれ、ヒーローだから、このカメラなの(キメ顔)

「ねー、さっき撮った写真まだできないのー?」(←30歳、前言完全にスルーされる)

牧:そうだな、もうそろそろ、、って、
  げ!!ぜんっぜん写真が出来ないんだけど、、


そう、その日撮ったポラロイドの写真は浮かび上がって来なかったのでした
メンテナンスずっとしてなかったからか、、


「だめじゃーーん!!」

「ヒーローだめじゃーん!!」

「だめだめヒーロー!!」


「こんなのがヒーローなわけないじゃーーん!!」←30歳本音の返し


そんな少年たちとのくだけた会話の時間に、
疲れたこころは癒されているのでした





3.11震災時、保育園に勤務し被災した知人は言っていました

「あの日、子どもたちは地震以上に、
地震に動揺した大人たちに怯えていた」

そして、

「『こどもは大人の鏡』っていうくらいだから」と


自分にニヤッ!と笑顔を見せてくれる少年たち
子どもの笑顔というのは、こんな自分にとって
本当にかけがえのないものだ

ぼくにとってのヒーローは、
腕力や権力など持っていなくてもいい
ただ、たとえどんな状況下に置かれていても
子どもやお年寄りに安心感をあたえられるような
そんなぶれない存在でありつづけられる心の持ち主だ


3.11東日本震災があり、
今、九州熊本を中心に未曾有の大地震が起きている
度重なる余震に震え、憔悴しきっている人たちがいる

被災地で暮らす大切な友人家族たちの無事を祈る

ただただ、祈る

自分に出来ることを探す


そして自分自身、心の備えにだけは
いつだって気をとめておきたい