父と一緒に書道教室 | 南国うさぎ★のほほんブログ

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私が会社勤めを辞めフリーランスに転向したので、時間が自由になり、認知症が加速気味の父上に構ってあげる時間が増えました。

 

そこで、父のボケ防止も兼ねて、父を誘ってカルチャーセンターの書道教室に通うことにしました。

 

 

人見知り。それは私も父も同じですが、年を取るにつれ、父はより一層頑固になり、人とのコミュニケーションも面倒なのかあまり出かけなくなりました。

 

私は、小学生の頃、書道を習っていました。
左利きでしたが、書道を習うことで書くのは右利きに直されました。

書く・切ることは右ですが、他は左メイン。なので今は両利きです。
小学生6年間で「書道四段」まで取得。

大人になってからは、近所のお寺の奥さんが書道教室を開いていたので、数年通っていましたが、こども教室のみになり、大人教室がなくなってしまったので書道からは遠のいていました。

 

そんな中、新聞にカルチャーセンターのちらしを見つけました。

 

これは!と思い早速問い合わせ。

何度も何度も父を誘って、「書道は、誰とも話さなくていいから。ただ黙々とみんな書いてるだけだから。私も行きたいから一緒に行こう!」と人見知りの父を説得。

 

やっと重い腰を上げてくれました。

 

まずは、体験レッスンに参加申し込み。

先生との相性もありますから、まずは体験。

 

先生はとても良い方でした。ちっちゃくて、背中がちょっとまがっていて。でもとってもお元気で可愛らしいおばあちゃん先生。

 

そして何より「ほめ上手」おねがいラブ

 

「いいですね~!!とってもいいですよ音譜力強いですねー!!でもここがちょっと倒れていますねぇ」

 

という具合です。

 

褒めるだけ褒めて、残念な点を指摘する。

気持ちの良い教え方で、指摘を素直に受け入れやすい指導です。

 

先日の月曜日は体験レッスンから3回目の書道教室でした。

 

書道初心者の父は、漢数字、大小、山川などを練習中。

「どうも、いかんな。」

「違うな。」

「だめじゃ。」

「難しいな~。」とブツブツ言いながら何枚も何枚も書いています。

考えながら書く、これは脳トレになっていいのではないか、横に座っていて嬉しくなりました。

 

時々先生が回ってきて、手直しをしてくれます。

 

私は、適当に以前の教室でもらっていた見本を見ながら練習。

先生がそのうちにレベルにあった見本を用意してくれる予定です。

 

黙々と集中して筆を運ぶ、2時間はあっという間です。

 

墨の香りが大好き。

 

「字を書く」と言う作業は父のボケ防止に良い思うので、書道教室に一緒に通ってくれて良かったと思います。

 

そして、書道だけでは飽き足らず写経も始めました。

写経セット、ネットで注文。

ペンもセット。これは嬉しい。

 

見本が付いていて、薄紙の上から透けている見本をなぞっていきます。

 

 

黙々と書く。

意味は難しすぎて分からないけど、漢字なので想像しながら。。。

 

思えば、「書く」という作業が大好き。

 

小学生の頃から作文など大得意で、何度も表彰されたりしました。将来はエッセイなどを書く「物書き」になりたい、と思ったりいていましたっけ。

 

そんな「書く」作業が好き&「漢字フェチ」でもある私。

 

何年かぶりの書道も、

母が亡くなってから始めた「写経」も。

 

しかるべくして着手するものだったのかもしれません。