千代ちゃんは障害をもっている子猫です。
20せんちの高さにも上らないし・・・・
高くジャンプもできません。
急いで次の動作に移るときはふらつきます。
けれど・・・
まっすぐにすごい勢いで走ります。
呼べば、最初にかけてきます。
抱き上げたら、特大のゴロゴロを聞かせてくれます。
愛される要素をたくさん持った子です。
30年の長いブリーダー生活の中で、はじめて出くわした障害でした。
思うのです。
愛されるということは、全てがそろってなくてもよいのだと・・
愛されるためには、片目がなくても、片足がなくても、
その他の不自由があっても、愛されるためには邪魔にならないことなのだと。
あらためて、気づかされたことでした。
千代ちゃんは、子供を産むことも、ショーに出ていくこともありません。
ひたすら、家族に愛されるだけの暮らしをしていきます。