昨日、ちょっと遅めに犬の散歩に行ったら、コヨーテが通る道は避けたのですが、コヨーテより恐ろしいものに遭遇しました。

犬たちがお気に入りの芝生の公園に行こうと思ったら、5人くらいの不良の女の子たちがE-bikeに乗ってたむろしていて、からまれたら嫌だなって思って犬たちに謝りながら公園は諦めて、迂回して歩いていました。家出る前に娘がまだお友達の家にいることはチェックしていたので、「まぁ、こうやって夜遅くに公園でウロウロされるよりマシか・・・。親は心配してるだろうな・・・」と彼女たちの親御さんを気の毒に思っていたら、"Hi mama!" って不良少女の一人が声をかけてきて、薄暗い中でも露出度の高い服を着ているということがわかる半裸のシルエットがこちらに向かって歩いて来るではないですか。
まさかの我が子でした。
「こんな所で何やってるの?」と至極もっともなこと聞くと、"I'm just hanging out"って向こうも「見てわからない?」的な・・・。
「いつ帰ってくるの?」って聞くと、"I don't know"って・・・。
そしたら、3人くらいでE-bike置いて歩き始めて、「どこ行くの?」って聞いたら、"I'm just walking my friend back to her home"って、あなたが今直ぐ家へ帰りなさい!って感じでした。
その後ちゃんと家には帰って来たけど、もう本当に私は子育て向いてないんだなって。
何時までに帰って来なさいって言っても、「なんで?そんなの早すぎる」ってしつこくずーっと言われるし、いつも根負けしてしまいます。
私は、親に言われたことは絶対だったので、こんな風にquestion the authorityする心境がわからないし、どう対応したらいいのかわからない。

でも、私も親にはずっと黙ってた秘密があって、これは子供たちにも絶対に言えないし、子供にされたらめちゃくちゃ心配して怒ると思います。
大学を中退したとき、とりあえず父のいるドバイに行って、そこからパリの語学学校に行くことを決めて、またイギリスへ飛んで(航空券をイギリスからの往復でドバイ行きを買ってたので)ユーロスターでパリへ向かいました。語学学校の授業料や寮費は父が事前に支払ってくれていたのですが、米ドルで$2,000だったか$3,000だったか忘れましたが、現金で持たせてくれて、「またお金送るから、それまでこれでなんとかしなさい」って。商売もずっと傾いていて、なけなしのお金をかき集めて持たせてくれたのはありがたかったのですが、いつ次の送金があるのかわからないのが不安で怖くて、節約しないとと思ってたときに、ユーロスターで隣に座ったアルジェリア系フランス人のお兄さんがパリに着いたら友達が車で迎えに来てくれてるから、一緒に寮まで送ってくれるって言ってくれて (Red flag alert!)、まぁ、いい人そうだし、もう夜も遅いし、荷物もあるからタクシー乗らなきゃいけないけどお金がもったいないしって送って行ってもらうことにしました。
結果、本当にいい人で何事もなく、無事に寮まで送ってくれて、後日妹さんも紹介してくれて、その人もすごくいい人でパリ滞在中は色々とお世話になったのですが、寮に着くまで本当に気が気じゃなかったです。良い子は絶対に真似しないように!
親が知ったらめっちゃ怒ったと思うし、もし自分の娘がしたら「なんでこんなバカな子に育ててしまったんだろう」って自分を責めます。

と、娘に腹を立てたときはいつもこのことを思い出して、私もヤバいことしてたから、娘がやってることなんてまだまだかわいいもんよ、と自分を納得させてます。

そういえば、私の両親は留学先で和食レストランでアルバイトだけは絶対に許さないときつく言っていました。
寮の不味いご飯じゃなく、まかないで美味しいもの食べれるからいいなーって思ってたのに。

日本人の女の子の留学生が和食レストランでアルバイトする
→仕事に飽きてきたころ時給換算したら、日本人単身赴任の駐在員が通うラウンジでホステスした方が時給がいいと考えつく
→水商売始めて学校を辞めてしまう
「そういう女の子が落ちぶれていくところをたくさん見てきた」という父。
っていうか、接客してもらった、でしょう?とシニカルな娘。
そして、あなたの娘も学校辞めてますから・・・。

結局、一度も和食レストランでもラウンジでも働くことはなく、やったのはベビーシッターや塾の講師のバイトでしたが、子供嫌いに拍車がかかりました。
なんで、子供って「ダメ!」って言ってもやめてくれないの?
どうやったら、やめてくれるの?
犬も溺愛してしまって躾けられない私には人間を躾けるのも無理だな。
でも、子供を自分で産んで育ててみないと子育てがこーんなに、こーんなに、こーんなに大変だとは想像もしなかったので、人間として成長する機会を与えてもらえてよかったです(最後の方棒読み)。

明日からまた一週間がんばろ。