イタリアンの名店「アクアパッツァ」に倣って。

 

 

 

【材料】量は全て目安

真鯛…1尾

オリーブオイル

プチトマト…10個(横半分に切る)

あさり…5〜10粒(塩抜きしておく)

イタリアンパセリ…適量(みじん切り)


 

【下準備】

■あさり砂抜き

 水200㎖につき塩6~7gを溶かす。

 バットにあさりを入れ、塩水をヒタヒタに入れる。

 ふたかラップをして冷蔵庫で3時間以上置いておく。

  *常温だと鮮度が落ちてしまう。

  *あさりが塩水を吹いて汚れるため、ふたかラップがお勧め。

 

■セミドライトマト

  *セミドライトマトを作るのが面倒な時は、生のプチトマトでもOK!

   生のプチトマトを使う時は仕上げに入れて、あまり火を通さないように。

  *割高だけど市販のドライトマトでもOK!

   ぬるま湯でもどして1/4くらいに切っておく。

   調理で入れるタイミングはセミドライトマトと同じ。

 

 プチトマトを半分に切り、オーブン92度で2時間加熱

 (100度などオーブンの設定に合わせてでOK)

 トマトの旨味が2倍になる。

 煮崩れないのでアクアパッツァに合う。(煮崩れるとトマトソースになってしまう)

   

 

■魚:

 なんの魚でも大丈夫。今回は真鯛で。

  1. 全てのヒレをハサミで切る。
  2. ウロコを引く。お顔、ヒレのなども丁寧に。
  3. お腹にハサミで切れ目を入れ、お尻側の内臓を軽く引っ張り引き剥がしておく。
  4. エラの内側に指を入れて赤いエラを引き剥がし、内臓ごと一気に抜く。
  5. ささら(竹串5~6本を輪ゴムで束ねて代用)で、お腹の中の血合いを掃除する。
    尖った竹串が血合いを取るのにいい仕事をしてくれる。
    綺麗に掃除すると臭みがない、美味しいスープになる。
  6. 水で全体とお腹の中を洗い、キッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取る。
  7. 両面に包丁でナナメに切れ目を入れる。見た目がいいのと、味が染みやすくなる。
    *買ってきた日に魚の下処理をしておくと、臭みがなく美味しく仕上がる。

 

【作り方】

  1. 魚の表面・切り目・お腹の中に、塩をまんべんなく振る。
  2. 大きい魚はそのまま10分おく。家庭サイズの真鯛程度なら調理する直前でOK。
  3. フライパンをよく熱して、オリーブオイルを引く。(強火)
  4. 魚は左頭が日本人は落ち着くので、右頭下腹の向きから焼き始める(入れたら弱火)
    あまり触らずじっくり焼くとキレイな焼き目になる。
  5. 下腹をフライパンの淵に当てて焼く。両面を同じようにしっかり焼く。
    出てきた魚の脂を取りだすレシピもあるが、一緒にソースに混ぜてOK!
    *イタリア人は皮目を焼かないが、日本人には皮目の香ばしさがご馳走♪
  6. 表面がしっかり焼けたら、水をひたひたに入れ(強火)、
    沸騰したらフライパンを少し傾けて、アロゼのようにお玉や大きいスプーンで
    スープをすくって魚に掛けながら、魚に火を入れていく。
  7. あさりを入れる。引き続きアロゼ風に火を入れていく。
  8. あさりの口が開いてきたら、ドライトマトを入れる

  *生のプチトマトの場合は、ここでは入れず仕上げに入れる。

    

   9.  水がなくなったときや、塩辛い時は水を足して調整する。

 10.  《仕上げ》全部のあさりが開いたら、エクストラバージンオイルをたっぷり入れて

     鍋を振り、乳化させる。味をみて塩で調整する。

 11.  仕上げにみじん切りにしたイタリアンパセリを振り入れる。
   *オリーブオイルは油の役割もあるが、美味しい調味料。旨味が出るのでたっぷり入れて。
   *強火のまま一気に仕上げることで、魚がふっくらする。
   *イタリアンパセリは魚の臭みをとってくれる。タイムやセージなどでも良い。