8年前と名前は変わりましたが、志しは同じです。

石川真樹夫

———————————

「女性性の抑圧と貧血」数値では測定出来ない事柄について。(強迫神経症は甲状腺機能低下に由来する典型的症状です。)


私は長く医者をしてきました。先にも書きましたが、27歳で医者になり、今年まで26年医者をしていました。もちろん医者でいた時間に関しては、100歳を過ぎてまだ医者をしている日野原重明先生の足元にもおよびませんが、日野原先生なら私の逸脱(私が普通の医者を止めた事)をゆるして下さると確信しています。(医学部の学生時代からキリスト者医科連盟を通じて日野原先生には何度も直接ご指導を頂いて来ました。深く感謝しています。)


ルドルフシュタイナーは、人が覚醒に至る道は「八正道」であると「いかにして超感覚的世界の認識を得るか」(略して「いか超」)の中で述べたうえで、その内の「正業」(正しい行為)とは、自分がおかれた状況の中で、他人を驚かせたり不安に陥れたり、傷付けたりしないように、状況に対して、状況に応じて、適切に行為する事だという説明をしています。


彼は「正義に基づいた行為ではなく、誰をも傷付けず、波風を起こさない生き方が「正業」だと語っているのです。」


私が医師であることや医業に従事する立場に留まっている状態で「医学的データには意味はありません」と言えば、患者さんや同僚を驚かせる事になり、場合によっては彼らを傷付けてしまうことにもなります。ですから、私のこのノートを、医師達を攻撃する材料として使う事は厳に慎んで頂きたいので、お願い申し上げておきます。


私が文中で霊的な力動を把握している、あるいは憑依がある等と述べた時点で、普通のお医者さん達からすれば、私はただの「逸脱者」に映るはずですので、その事で、私は彼らを傷付ける立場から離れる事が出来ると感じています。


2023年12月9日現在、私はルドルフシュタイナーが説明したことを、ある程度かみ砕いて現代の日本語で説明する事が出来ます。また、これから先の事にはなりますが、私は人生の後半を、アトピー性皮膚炎に代表される中枢神経への憑依、神経系組織の異常活動の克服のために捧げるつもりでいます。


この10年来組み続けている発達障害のお子さんやその親御さんへの治療アプローチも、この意図に沿った活動の継続です。このような前提をある程度理解した上で私の話に耳を傾けて頂ければ幸いです。


8年ほど前の53歳の頃、私は、札幌市の夜間休日診療外来で、医者人生で最大の奇跡を目の当たりにしました。


癌が治ってホスピスを出て行った女性教師の方は、私にとっては不思議ではあっても奇跡には見えませんでしたから、今回の衝撃は頭を殴られたほどの出来事でした。


それは、ヘモグロビンが2.1gで普通に歩いていて、仕事までこなしている女性に出会ったことでした。普通の人のヘモグロビンの値は12g 前後だと考えられています。私自身、過去の医者としての仕事の中で、3.7gの貧血の女性が外来に歩いて来たのを診察した事はありますが、その方は即時入院して輸血を受けました。


今回の女性は41歳で、ヘモグロビン濃度は通常の役1/6です。そして主訴は「風邪」をひいたようなので来ました、というものでした。ただ、あまりにも色が白いので、いつも私を助けてくれている救急外来のベテラン担当看護師さんが「先生次の患者さん、ずいぶん貧血気味に見えますから、先に貧血の検査しておきましょうか?」と言ってくれて、採血をしてこの異常な事態が判明したという状況でした。


彼女はヘモグロビンの値が低い以外、一般検査データはすべて正常でした。貧血ゆえに少しだけ心臓が大きくなっていて聴診すると収縮期雑音がありましたが、酸素飽和度も98%あり、栄養状態も良好で、どうみてもヘモグロビンの測定が間違っているように思えるようなデータでした。けれども検査技師の方は、(彼も驚いたためですが)このヘモグロビン値に関しては再検査の上で確かに2.1gだと確認していました。


私はこの女性のデータを確認し、もう1度、まじまじと彼女の顔をみて、以前ネットで読んだ「第二次世界大戦で、斬首された軍人が、部下を救うために、斬首されたのちに50mほど走った」という話しが何だったのかを理解しました。彼は、自分が斬首された後に部下達の前を走り抜けることが出来たら、「走ってたどり着いた場所まで並んでいる部下の命を救う」と、敵の武官に約束を交わさせてから斬首され、見事に部下全員の前を走り抜けたのでした。実は「首を無くしてから走った軍人」も「私の目の前で奇跡のように普通に歩いている血のない女性」も、ウニヒピリ(潜在意識から肉体と精神に反射する生命力の伝達)によって活かされていたのです。


私が秋田大学医学部の時代、解剖学と臨床検査学が一番得意な学問でした。ですから札幌に移る前まで運営していた新逗子クリニックでは、心療内科の診断に血液検査を用い、またバッチフラワーレメディの有用性を血液検査で確認する事や、食事の乱れを採血データから読み取ることなどをもっぱらにしていて、単純レントゲン写真による精神医学的診断(解剖学的知識の活用)までしていました。(これについてはいずれ興味のある方のために小冊子を発行する予定でいます)


そのプロセスの中から、たとえば子どもの側湾症が、整形外科疾患ではなく心身症だと100%の確信をもって把握しています。


その一方で(色々な体験から)瞬間治癒とよばれる奇跡がある事も確信していました。そのような医者としての状況の中、5年ほど前に、ホ・オポノポノに出会い、ホ・オポノポノを体験して、私は確かに「すべての治癒が神による」と改めて経験的に理解しはじめていて、つい最近になって「ウハネ」、「ウニヒピリ」、「アウマクア(ハイセルフとも呼ばれる集合的意識)」の関係と、瞬間治癒の条件なども理解しはじめたという状況でした。

さんざん、血液検査データで患者さんを脅かしつつ実際には有益な成果も上げてきた私が言う今の言葉が「医学的データには意味がない」の一言です。


 …中略… 


西洋文明に支配された文化地域に関して言う限り、現代の地球上では多くの地域で「女性性」の抑圧が行われています。女性としての深く限りない寛容や、誰をも愛してしまう、いや愛する事が出来るその海のような深さと広さが、極端に「歪んだ男性性」の影響を受けて、まったく毀損(スポイル)されています。先日、私の家内が関係している大学で、その大学の卒業生による在学生向けの講演会があり、家内も呼ばれてお話を聞いてきたのですが、その講演内容は「女性の社会進出」についてという事で、『保育所を活用して子どもが1歳になる前から仕事に戻る事で、女性も職場での仕事の継続を失う事なく、社会で役に立てる時代になっているのです、どうか皆さん希望をもって大いに社会進出をしましょう! 』というような内容だったということでした。


私はその話を妻から聞きながら「ああなんという悲しみ、何という喪失」と、怒りと涙がないまぜになった感情に襲われました。それは、保育園に預けられた子ども達の気持ちでもありました。そして半分は、私自身が生まれて99日目から看護師だった母が仕事に戻る必要性に迫られたために、ご近所の家に預けられて育ったその時の、苦しさと悲しさの再生でした。(幸い私はその預けられた家で乳母のおっぱいを吸って育ったので悲しみは半分だけで済みました)


真弓定夫先生に教えて頂いた事ですが、人間の赤ん坊は1歳までは「胎児」なのです。いったい何処の世界に胎児を他人の手で直接触られて良いと思う人がいるでしょうか? 相手が良きシャーマンなら話しは別ですが…。私はこの5年間に二人の息子を死なせてしまいました。一人目は、私と私の家内に対して敵意のある人の前に生後2ヶ月だった彼を連れて行ってしまったための出来事でした。二人目は生まれた時に臓器が完成しておらず、生後4ヶ月の間、与えうる限りの治療をほどこしての旅立ちでした。私自身の中に「自分で経験しなければ他人の痛みは分からないはずだ」という頑迷な気持ちがあったための出来事でした。


1歳未満の子ども達、特に自力で立ち上がっていない子を完全に信頼出来る近しい親族以外の人の手に委ねるというのは、完全に母性を無視した行為です。私は、私の友人達や生徒さん達、患者さん達が経済的必要という嘘と洗脳に突き動かされて1歳に満たない天使達を人手に渡して彼らを傷つくままにしていることを正しく認識して語っています。極めて取り返しのつきにくい育児上の初期のあやまちが、赤ちゃんを人の手に委ねることです。少なくとも乳歯が生えるまでは彼らや彼女らを人手にふれさせてはいけません。もしどうしてもというなら、その命をかけて赤ん坊という天使を守る事を誓った特別な人々にだけ委ねるべきです。(具体的にはシュタイナー保育園の教師などがこれにあたります)


「原始女性は太陽だった」と言われていますが、実際にはこの「原始」とは人の魂が地上に降下する前の時の事なのです。霊界をみつめれば、今でも女神の愛は変わりなく、月の光と同じように、その熱(光)は極めて穏やかで、愛に燃える時だけ(太陽と重なって月食を生じた時だけ)太陽の熱によりその辺縁を輝かせるつつましやかで限りなく受容的な存在です。現代の地上の男性達のように、外部にむけてペニスの象徴である戦車の大砲を灼熱させる砲撃などとはまったく逆に、その筒型の女性器を熱くして、男性達(太陽光)から愛(光)を受け取って、命を育むこと(夜や冬の間に生命を育むこと)が女神の仕事です。長い時間をかけて生じた、霊魂の地球への下降の歴史の中で、イエスキリストの誕生以来続いているこの大転換の時代に、霊界へ個別意識の帰路をはばもうとする勢力が、現代の男性性による女性性の抑圧を強めているのです。この抑圧はイエスがマリアの子として地上を歩いた2000年前から急激に強化されて来ています。この「男性性に名を借りた攻撃」(あるいは二元論の繁栄)が、真の男性性ではないと認識され、人間自身が、自分を「自在神」であると認識する時代を創ることが、現代に生きる私達(2000年期から3000年期に生きる世代)の担う課題です。新しい時代が完全に地上に受肉した時には、今はまだ「性的逸脱者」あるいは「性同一性障害」などというレッテルをつけられている人々や、犯罪者、殺人者として非難されながら刑罰を受けて殺されて行く人々(彼らは本当は真の天使と呼ばれるべき魂達です)、さらには発達障害者と名付けられている天使達のすべてが、彼らの本来の姿を取り戻す事でしょう。:(疾患の現実化プロセスとゴム風船の話を講座ではして具体的な説明とします← 覚え書きです)


 …中略… 


現代の西洋文明が支配する領域(ほぼ全世界を覆っています)では、女性は胎児の時から「女の子ならおしとやかに」「男性に従う貞淑な女性に育って欲しい」「女性が性的に旺盛なのは下品」「女性に学問は不要」etc.数限りない男性社会を保つための暗示を受けています。これは、女性の真の強さや創造力を潜在意識で(ウニヒピリの記憶として)良く知っている「男性達の傷ついたウニヒピリ」が、その弱さと畏れから、女神達に主導権を渡さないために、つまり女性がその命の強さと彼女達の霊力の真実に目覚めないように、長年を費やして作り上げてきた「社会的催眠術」なのです。今の世界を支配している「経済原理」こそが男性性が女性性の象徴である豊穣≒「食欲」と「愛に満ちた性欲」を抑圧するための道具となった力なのです。


女性の中のウニヒピリは、男性達が提示する経済原理主導の暗示に素直に応じて、血液を薄く保ちます。(本当に決定的な言い方をしてしまうなら、女神の力はこの現代の混乱した世界にあっても、偽りの男性性をさえ受容し、ゆるし続けているのです)


女性の力は世代から世代へとミトコンドリアという熱として受け継がれてゆきます。その力は実は霊的な光そのものであり、その女性の世代で克服出来ない困難を「克服出来る力をもった子孫を生む」という方法で根本的に解決して行きます。(現代社会における性同一性障害者の増加や発達障害とよばれる子ども達の増加がその解決策のひとつなのです)


男性化されたFe(非生命化されたFe)によって血が濃くなると(ここでも私がアントロポゾフィー医学の経験に基づいて同じ分子や原子でも付与された意識によって性質が異なることを指摘していることに注意しておいて下さい)人は怪我することをいとわなくなります。つまり血液を構成するFeの意識に応じて、怪我による出血のための血液を蓄えた体になるか、出産という再生のための出血に備える体になるか、同じ多血症でも2つの系統の異なる発展が生じるのです。


男性化されたFeを過剰に摂った場合、女性はアマゾネスへと変身する能力を獲得します。アマゾネスとなった女性の力というのは、現代の世界を覆っている「偽りの男性性」に対応した「偽りの女性性」でもあります。それでも、医者として言えば、男性よりも女性の方が元々、怪我と出血には強いのですから、身体的な戦いにおいて、消耗戦や長期戦になれば、男性よりも女性の方がはるかに強い事も、長生きである事も確かです。平均体重が少ないというだけで、籠城した時により長く生きるのが男性ではなく女性だという事も想像出来ることでしょう。また、女性には生命電流を生み出す装置として、いわば高速増殖炉にさえ相当するような爆発的な生命力を産生する「子宮卵巣系」という、男性にはない臓器があります。このゆえに自分自身の怪我にも、他人の怪我にも対応が出来るのです。この力は、現代の医学ではプラセンタとして抽出されて薬剤として用いられています。(ちなみに霊的な関係性ゆえに、産婦人科以外の医師は、多くの女性性をまとった看護師さん達が保っている、「深い忍耐と生命力」を保持することがほとんど出来ません。真弓定夫先生のように優れた小児科医は、母親とともに協力して、母親の生命力を強めて活用する事で子どもを癒します。)


女性の貧血の秘密を述べるなら、ヘモグロビンが通常の半分前後、つまりヘモグロビン6gから7gで元気に生きてゐる女性達の血液を構成しているFeは、生命力に満たされたFe、原則として動物性ではなく植物性食品由来のFeであり、Fe原子1個1個が、非生命化されたFeと比較して数倍に近い霊光を保っているために彼女達は貧血のままで、極めて原初的な女性性を保つことが出来ます。それは他者を攻撃しない優しさであり、すべての出来事をそのまま受け入れる受容性という名の、神の子としての真実在なのです。


これらの女性に対して鉄剤を投与する行為は、やはり彼女達を現代の地上を覆っている「偽りの男性性の地獄」へと引き込むための暗示的、魔術的な行為です。

医師が処方する鉄剤のほとんどは、不完全な男性化を受けた薬剤です。そのために、貧血のまま、ナチュラルな状態であれば子宮筋腫や乳癌、子宮癌などを作る必要のなかった、その当の女性の体内で、それら鉄剤のFeは、一種の毒素と認識されて、そのFeの存在が、出血をひきおこす子宮筋腫に代表される出血性あるいは疼痛性の疾患を生み出す原因になります。(痛みは常に怒りであり、怒りは必ず憑依に由来するのです)


この地球を覆う「偽りの男性性」の集団催眠から女神を庇護しながら、キリスト意識の最終的な顕現であるマリア意識(女神意識、あるいは観音意識)を保って、霊的な命脈を保っている方々が南米を含む各地に生きておられます。「13人の聖なるおばあちゃん達」として日本に紹介された人々がこの地球という惑星の上で霊的な地母神の伝統を守っているシャーマンです。(世界を救う13人のおばあちゃんの言葉  キャロル・シェーファー 著 白石由利奈 監訳 )


彼女達の祈りの言葉をここに書き記しておきます。


グランマザー・ベルナデット が 他のグランマザーたちに贈った 祈りの言葉 

-------------------------------------------

 宇宙の偉大なる主よ、我らが祈りを聞きたまえ。悩み苦しむ汝の子供たちを守りたまえ。

 あまねく世界は涙を流し、人は良識を失い、我らはみな同胞であることを忘れ、汝の法に背きけり。 


 全能なる創造主よ、我らを哀れみたまえ。暗黒を払い、命の光、魂の光に向かいて、我らが心の扉を開きたまえ。 


 ひとつの声によりて、5つの大陸からグランマザーが来たりてここに集結せり。我らは汝の足下に跪き、自然の生命の力の前にひれ伏せり。 


 汝、我らを赦したまえ。我らは自然を汚し、汝が愛と平和を込めてつくりたまいし空間をすべて破壊せり。

 我ら、汝に請う。我らが愛を見出すよう、互いを愛し、赦し合うことを我らに教えたまえ。 


 太陽と月と星と、海と山と、大地と森と空気と、雷と水と火のスピリットよ、我らが祖先よ・・・・・我らを助けたまえ。

 地球を、そして我らが子孫を見守りたまえ。我らの心を寛容と調和に目覚めさせたまえ。

 疫病や疾病、そして汝らの怒りの徴(しるし)たる自然災害から我らを守りたまえ。 


 この日まで我らを守りし主よ、感謝し奉る。我らを集めし主よ、感謝し奉る。

 願わくば汝の聖なる御手が、我らが勤めを祝福せんことを。

 世界に平和が行き渡らん事を。

   汝に栄光あれ。

-------------------------------------------

アーメン