肋軟骨採取について | リッツ美容外科Dr.牧野のブログ

肋軟骨採取について

こんにちは。今日の目黒はいい天気です。

先日、鼻中隔延長術で肋軟骨を採取しました。
鼻中隔延長に用いられるドナーとしては耳介軟骨、鼻中隔軟骨、肋軟骨があります。
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表にも書いてありますが、肋軟骨はドナーの中で採取が最も難しいです。
というのも肋軟骨の周囲には肺や心臓があり、肋軟骨の周囲には肋間動静脈などの血管も走行しており、これらに注意しながら採取しなければならないため、熟練した手技が必要になってきます。

私はこども医療センターで耳介再建術(耳の形をつくる手術で肋軟骨をドナーにします)に携わった経験から採取は容易でしたが、小児と違い、大人は胸壁は厚く軟骨が固いため、やはり注意が必要と感じました。

当院で勤務している医師はすべて、大学の形成外科でトレーニングを積んだ医師でありますので、最小限の切開で、肋軟骨を採取いたします。ご安心くださいね。