減量の為に食事量を制限しているが、どうしても口が寂しくなる。
食べられないのならば、せめて口に豊かさを含ませようとウイスキーを口にはこぶ。
手に取ったのはスーパーニッカ。
私がウイスキーというものに興味を示したのは朝ドラのマッサンが始まりだったことを思い起こす。
当時学生だった時に大人を気取りたくバーに通い出した時期に放送されていた事もあり、ニッカのウイスキーには愛着を感じる。
久しぶりに口にした印象は樽の香りが第一印象。口に含むと鼻腔に程よいピートの気配を感じる。
2杯、3杯と進めると口が慣れて果実の風味もわずかながら感じられた。
ビターな印象で飲み続けているが、寝る前に柔らかな余韻を求めもう一杯とロックに飲み方を変える。
冷たさが最初の飲み方の印象を変えてくれる。ストレートで口にした時と比べて、いきなり風味や香りを印象づけることはなく、口の中でゆっくりと香りをほぐし開くイメージ。
少し酔いも感じる鈍くなった感性に合わせてゆっくりと香りを感じられる。ロックという飲み方もやはり良い。
最近の仕事で詰込みすぎた思考をゆっくりと解きほぐす平日の静かな酒宴をひとり楽しむ。
そんな気取った平日の夜