2011.6.17 朝日新聞福島県版 「津波の被害 復旧途上のアクアマリン」
津波の被害から復旧作業中の海洋科学館「アクアマリンふくしま」(いわき市小名浜)で16日、黒潮、親潮の大水槽(計約2050立方メートル)に海水の注入が始まった。展示のメーンだけに職員らは「大きな前進」と喜んだ。
魚たちが入るのは今月下旬ごろという。
震災で破損した大水槽の修復と清掃が終わったため。
付近の海で放射性セシウムが検出され取水できるかどうか検討していたが、3日の県のモニタリング調査で最終的に
「仮に飲んでも問題のないレベル」
となり取水を決めたという。
(後略)
海水取水は、再開の大きな問題だったのではないかというのは想像に難くないでしょう。
そのちょっと前に移動水族館を実施していた時も水槽の水は人口海水でしたし。
取水できて、ほんとにホッとしています。
ところがアクアマリンふくしまのblogでは今日こんなことが起こっていました。
2011.6.17 アクアマリンふくしまの復興日記 「大水槽非常事態」
三角形をした水槽内のトンネルの△のてっぺんから水漏れが。
飼育員が潜って水漏れを止めたそうです。
blogには、7/15再開予定のスケジュールが変更になるかもしれないほどの大きな出来事と書かれています。
良かった~!
今日は秋篠宮ご夫妻がお見えになったそうです。
彼は金魚を飼われていて、水族館で生き残った金魚がご覧になりたくってわざわざ?いわきにお越しになられたそうです。

水族館で金魚っていうと、ちょっとピンとこないかもですけど、ここでは常設展示のひとつです。
ワタクシが伺ったときも、ガラス張りの明るい1F通路で彼らは元気に泳いでいました。
アクアマリンふくしま 常設展示紹介 「金魚~生きた芸術~」
大水槽に注水がスタートして、他の水族館に一次避難していた

スタッフの方々には、これからがめちゃプレッシャーがかかる1カ月間になると思います。
でも、きっと彼らも子供たちの笑顔が帰って来る日を待っていると思います。