詳しい内容はOWSのblogをご参照くださいまし。
2011.5.23 OWS blog 第59回トークセッション終了
トークセッションについてはOWSのサイトからコピペさせていただきます。
OWSは様々な方法で海の自然やそこにすむ生きものたちを、できる限り多くの方に紹介し、また、自然についてともに学ぶ機会を提供しています。
このトークセッションでは、海をテーマに第一線で活躍している各界のスペシャリストをゲストスピーカーとしてお迎えし、それぞれの分野での経験や海への想いをお聞きします。
(後略)
今回のゲストスピーカーは水中写真家・日本写真家協会会員の大塚幸彦サン。
彼はワタクシよりふたつ上。
プロフィールを拝見すると、
1958年、山口県生まれ。
大学在学中の1978年にダイビングと水中写真を始める。
以後は独学で水中写真を学び、伊豆の海をベースに世界各国の海で海洋生物の生態を写真に記録。
最近はライフワークとして「海洋環境」ジャンルの写真を精力的に発表。
日本写真家協会(J.P.S.)会員。第9回アニマ賞受賞(1992年)
「独学で水中写真を学び」というところで、もうワタクシは参ってしまいました。
簡単に言いますけど、これはとってもタイヘンなこと。
しかも職業にされるレベルにまでいくということは、どれだけの努力をされたのかと考えるとそれだけで、日頃どうしよーもない水中写真ばっかしか撮れないワタクシはクラクラしてしまいます。
しかも彼が撮る写真のジャンルがまた個性的。
プロフィールにある「海洋環境」がキーワードです。
大塚さんは、お台場や西伊豆で、 「海のゴミを利用して」たくましく生きる水中生物を主なターゲットにしておられるのです。
どんな写真?とご興味を持ってくださった方は、ぜひ彼のblogをご覧になってください。
ここに載せておられる写真は特にゴミに住むサカナは出てこないですけど、陸からはうかがいしれない生物の営みを見ることができます。
それに、ワタクシが牡鹿半島に伺っていたのと同じころに大塚サンも被災地を訪れていました。
陸前高田や気仙沼で潜って撮影した水中の光景は必見です。
ひとことで「海のゴミ」っていってもホントに様々です。
彼の写真には、空き缶に住むサカナ、タイヤを巻くように住むウツボ、足踏みミシンの台に産み付けられたイカの卵、小さなサカナと共生するようにビンの中に住むタコなど、生物というモノのたくましさがあふれています。
西伊豆なんかでは、ゴミにも海藻が付着して、時間の経過とともにそれを覆い尽くしていきます。
海の持つふところの深さを感じます。
当日、写真集も買わせていただきました。
うみのいえ/大塚 幸彦

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表紙では、空き缶に住みこんでいるギンポが顔を出しています。