ワタクシもスタッフとして参加するネイチャースクールの主役は小学生たちです。
そんな時に不測の事態が起こっても対処できるような基礎知識を得ることが今回の研修会の目的です。
内容はこの三つ。
3時間弱でしたけど、充実したプログラムでした。
1.心肺蘇生法(CPR)
2.自動体外式除細動器(AED)
3.応急手当(ファーストエイド)
なんらかの原因で心肺停止状態になってしまうと、
人間の脳は2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は90%程度であるが、
4分では50%、
5分では25%程度となる
ことが知られています (by wiki )
救急車が来るまでのこの5分間に行う必要があるのが、心肺蘇生法です。


最近良く見かけるようになったAEDの使い方についても練習用機器を使って実際にやってみます。
心室細動が起こってしまった時に使うAED。
これもCPRとセットで行う必要があります。
意識の高いメンバーが集まっていることもあり、みんな真剣。
今回お世話になったCPR練習用人形は彼。

この日は彼たち3人?が研修のために来てくれました。
普通は服を着ていないのですけど、彼だけは着衣状態。
着衣があると心臓マッサージをする位置を見つけるのが難しくなることを実感させてくれました。
彼は、正しく人工呼吸をすると胸が上下したり、正しく心臓マッサージができているかどうか(キチンとマッサージできているとポン!と音がします)もわかるというスグレモノです。
ちなみに彼らはレンタルしてくれるそうです^^;
レールダル リトルアン CPR(心肺蘇生法)練習用人形・大人サイズ
それと、人工呼吸ですが、最悪はしなくても良く、心臓マッサージだけで充分という意見もあるようです。
やっぱり、マウスtoマウスは抵抗あるでしょうし、それに要救護者の吐瀉物の問題が大きいのです。
下のlinkにあるような蘇生用マウスピースがあったほうが良いです。
あんしんの殿堂 「レサコ 蘇生用マウスピース」
これは今回のような救急研修会などに参加すると、いただけたりします。
実はワタクシはこういった講習を受けるのは初めてではありません。
5年ほど前に、ダイバーとして必要なスキルだろうと思って、消防署で講習を受けたことがあります。
あと、本社ビルにAEDを設置する担当だった時にも同じようにCPR&AEDの講習を受けました。
でも今回久しぶりにやってみて、ジブンでもけっこう忘れてしまってることを気づかされました。
これはやっぱり1年に1回くらいは受けておかなければ。
と深く反省&実感しました。
駅とかで実際に倒れているヒトを見かけても、つい声をかけることをためらったりしていました。
(ま、実際ほとんどがヨッパライサンだったりしますから)
今日のような研修を受けていても、実際の場面に遭遇したらどこまでキチンとできるか自信はまだありません。
でも少しでも対処できるようになれば。
今度はジブンたちが住む町が被災地になるかもしれないし。
CPRについて説明したサイトを見つけました。
ご興味のある方はご覧になってください。
日本医師会 「救急蘇生法」
あと、CPRと、気道の異物除去法を説明した動画も見つけちゃったので、ついでにご紹介。
洋物ですけど、内容は見たところとても真っ当。
モデルサンがちょっとですけど^^;
...。
ま、内容はキチンとしてますからっ!
追加です。
英語はちょっとなぁ(そっちかいっ!)っていう方に日本語の動画です。
確かにこれは分かりやすいかも。