#428 「カイメンの多様な世界」~OWSトークセッション | ダイビング&バイシクル!
ワタクシが参加している海の環境NPO"OWS"が主催するイベントが12/3に行われました。





OWSのblogに、その内容がアップされましたのでご紹介します。




ってか、今回のblog文案はワタクシが書きましたあせる



ま、言い回しとか事務局の方に直していただきましたけど^^;







ので、改めてココで書くのもイマイチ(死語)かと。





でも、それでなんもご紹介しないのもナニなので。





恐れ入りながらOWSのblogの内容をコピペさせていただきます。  ←手抜き^^;





ゲストスピーカーは、東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所・特任助教の伊勢優史先生。


$ダイビング&バイシクル!-ise


「カイメンの多様な世界」というテーマで、約30名の参加者と質疑を交えながらお話しいただきました。




いわゆるスポンジとしておなじみのカイメン。


でもそれが生物だということは意外と知られていません。


伊勢先生のお話は、カイメンがサンゴやホヤとは違うというところから始まりました。


それを動物界の分類を例にしてわかりやすく説明されました。


カイメンは、動物界に約30種類ある大分類の「門」のひとつとして独立して分類されているほど、独自性のある生物だとのことです。





それにその多様性。


浅い海だけではなくわかっているだけで9,000m近い深海や淡水湖でも生息しています。


温帯はもちろんですが、南極海に棲んでいる種もあるそうです。


200枚を超すスライドでいろいろなところに棲む多様なカイメンの世界をご紹介いただきました。


また、スポンジ状の柔らかいものと炭酸カルシウムの堅い骨格を持つものの違いを、ご持参いただいた標本で参加者も実感することができました。




見せていただいたスライドの中には、以前海洋調査船に乗り込まれて、深海の生物を採集したときの様子を写したものがありました。


引き上げられた様々な深海の生物の独特な姿や形に、参加者も思わず引き込まれたように見入っていました。


また、タイムリーな話題として、伊勢先生ご自身が2008年に小笠原で発見された新種の肉食性カイメンの貴重な写真も見せていただきました。





その独自性と、多様性。それに動物の世界でも古い起源を持つカイメン。


また、最近では抗HIV剤や抗ガン剤としての活用が期待されています。


水中の生物についての新しい興味を抱くことができた貴重な2時間でした。






...





いかがでしょ。





「まるで別人のような」文体(*_*)」





なんて声が聞こえてきそう...。





こ、この文体が本来のワタクシの姿ですってば!







ちなみに新種の肉食性カイメンは11月に各メディアで取り上げられていました。




2010.11.25 神奈川新聞 小笠原諸島沖で新種の海綿動物を発見、東大三崎臨海実験所の特任助教ら/三浦