
特に延長イニングに入ってからは、1球で明暗が分かれる緊張した展開が楽しかったです。
あの熱心なマリーンズのファンにも素直におめでとうと言いたいですね。
マリーンズのファンは他球団とはかなり違います。
オールスタンディングでメガホンじゃなくて手拍子と声援メインの応援スタイルは、サッカーの影響を強く受けているとしても、野球の新しい応援スタイルを確立した独特のものです。
その様子はWikiにもマリサポとしてわざわざ1項目作られているくらいです。
それにあの動員力も注目モノです。
自分とこのファンしかいないんじゃないのぅ?ってくらい濃いファンが多い甲子園で、ビジターチームの応援スペースが他チームより多くなっているのはジャイアンツとマリーンズだけです。
去年の日本シリーズでジャイアンツが優勝したのも札幌ドームでした。
そこでのジャイアンツファンのスペースよりも、今回のナゴヤドームでのマリーンズのスペースは何倍もありました。
それでもマリーンズの観客数はリーグで4位(2009年データ)なのがちょっとフシギなくらい。
にしても...。
今年の日本シリーズの結果には考えさせられちゃいました。
パシフィックリーグは交流戦でもベスト6を独占しましたし、日本シリーズでもセントラルリーグのチャンピオンがパシフィックの3位チームに負けちゃいました。
いくら終盤で連勝して勢いがあったとはいっても、マリーンズはリーグ戦では75勝67敗勝率.528とセントラルに行ったら4位の成績でしかないのです。
こないだ紹介したとーり、観客の満足度もパシフィックが上位を独占しています。
→2010.11.2blog #396 プロ野球サービス満足度調査に見るベイスターズ。
ひょっとしたら両リーグの実力差はかなり開いてしまったのかとちょっと不安になります。
わざわざリーグを分けているのは、ふたつのリーグが拮抗して争うためです。
もし本当に実力差があるのなら、それこそ1リーグだって良いワケですよね。
JリーグだってもういくつのクラブがJ1にいるのかもよくわからないほどいるのに、それでもずっと1リーグ制なんですから。