ユニフォームは持っていなかったので、青いTシャツを着て。

深夜でしたけど、瞬間視聴率なんか64.9%でしたし。
久しぶりに日本がひとつになれた時間帯だったように思えます。
日本はStage2(決勝トーナメント)に上がることができただけで望外のことでした。
上から目線ですけど、彼らSAMURAI BLUEはよくやったと思います。
PKを外した駒野サンのことを責めるヒトは誰もいないでしょう。
背の低い彼が大男を必死で止めようとしていたあの姿を見れば。
でもワタクシにはプレーのことはわかんないので、いつもどーり日経阿刀田記者の記事を読んでみました。
(前略)
日本のチャンスと呼べるものは、前半に訪れた2度だけだったかもしれない。
バーをたたいた松井のミドル。
松井が右からサイドを抜け出して折り返し、中央の本田が合わせて左へそれた左足シュート。
即決のダイレクトシュート以外、これはと目を見張らせる場面を日本はつくれなかった。
それでも前半は、拮抗していた。
双方しっかり戸締りをしたうえでそろそろと前に出てくるので、たがいに相手の金庫が置かれた奥座敷まで手が届かない。
そんな感じの45分。
タッチ数で勝ったのは前半のボール支配率が61%のパラグアイの方だった。
保たれていた均衡が次第にパラグアイ優勢へと傾いていく。
南米らしく、どの選手にもプレーに”腰”があり、粘っこい身ごなしで簡単にボールを失わない。
(中略)
じり貧の展開。
岡田監督が動く。
81分、過去3戦で守備を落ち着かせていた阿部に代え、長短のパスをさばける中村憲剛を盤上に投じた。
やや生色を取り戻した日本が陣を押し上げる、パラグアイがすかさず長い配球で裏を突く...。
警告は日本4、パラグアイ1。この数字が戦況のまずさを告げていた。
(中略)
それでも日本が永らえることができたのは、退くばかりでなく押し返す意思があったからだろう。
前へ寄せ、後ろへ返す日本の足は、ついに止まらなかった。
刀折れ矢が尽きた、その後も。
朝刊の〆切りまであまり時間がなかったせいか、いつもよりも説明口調ではありますが、それでもゲーム全体を俯瞰した筆致はさすがです。
あまり知らない対戦国のことを知ることができる(知ろうとする)こともワールドカップ。
パラグアイには日本人移民が7,000人もいること。
南米の原住民族がいまやほとんどパラグアイにしか残っていないこと。アルゼンチンやウルグアイはほとんどがヨーロッパからの移民なんですってね。
内陸にあるパラグアイが日本でいう江戸時代に周囲のブラジル、アルゼンチン、ウルグアイを相手に戦争をしていたこと。
日本の裏側はブラジルとよく言うけど、韓国と対戦したウルグアイが韓国の裏側に当たる国であること... などなど。
それに。
パラグアイにはこんな美人のサポーターがいることも話題になっていました


ちなみにこの方はパラグアイで有名なモデル、ラリッサ・リケルメさん

う~ん、iPhoneがうらやましー!