


こないだせっかく



取り壊されることになった大使館の旧庁舎全体が現代アートになるというイベント。
旧庁舎部分の敷地に定期借地権を設定してデベロッパーに賃貸。
新庁舎の建築費用をそれで賄うという大使館とは思えないほど柔軟な発想です。
庁舎跡地には高級賃貸マンションが建設されることになっているそーです。
No Man's Land
創造と破壊@フランス大使館
"No Man's Land"
「取り壊された後の土地には誰もいない」
そして取り壊されることが決まっている建物でのアートの創造。
それが「創造と破壊」です。
このネーミング、センスがあってわかりやすくて、ステキです。
ビザ申請でもなければ入ることができない大使館、また 海外オフィスといったものに興味があったので、ぜひ行ってみたかったのです。
麻布の旧徳川伯爵邸に建てられた大使館。
25,000㎡のひろーい敷地に建物が点在しています。

50年前に流行の最先端をいっていたモダン建築ですねー。
このビルも取り壊されてマンションになります。

これが入口。実はこれもアートです。段ボールでできてます。

庁舎を正面から見たところ、クルマ寄せがあります。
でも外壁はペイントされていて、どことなく大学の学祭を思い出させました。

クルマ寄せにはなんと新車のプジョーがディスプレイ。地面から続いたピンクラインがクルマのボディまで引いてあります。
ボディも実は同じペンキ

新車なのに。もったいなかー

"Car Watch"「仏大使館で「No Man's Land」開幕、アートな207CCが登場」
にしてもすごいヒト(>_<)
フランス人はもちろん、ウチらのよーなも好奇心だけで来ているヒト、それに美大生らしい若いヒトが熱心に


敷地内に入っているヒトをカウントしているらしく、入口でこのよーに10分ほど並びます。

そこはオフィスビル。廊下まで作品がディスプレイされていることもあって、ヒトであふれています。
もうホント建物全体がアートです。
執務室、廊下、階段、バルコニーにトイレまで、スペースというスペースがコンテンポラリー・アートで埋め尽くされています。
アートにつてはとても説明できる知識を持ち合わせていませんので、詳しく紹介しているサイトを見つけてきました。
こちらもぜひご覧ください→ excite.ism「初公開! 旧フランス大使館に現代アートが集結」
でも、ちゃっかりスポンサーになってるフランス企業をアピールしてたり。
大使館の一般公開と合わせて、フランスのイメージ戦略のうまさが際立ったイベントでしたねー。