
シクラメン(Cyclamen)って、和名だと
「豚の饅頭(ブタノマンジュウ)」
と
「篝火草(カガリビバナ)」
とのふたつがあります、ってLink先に書いてあるんですけどねっ!
「豚の饅頭」はシクラメンの英名(雌豚のパン sow bread)を日本語に翻訳した名前だとか。
「篝火草」は、シクラメンを見た九条武子(京都女子大の創設者)が
「これはかがり火の様な花ですね」
と言ったのを聞いた牧野富太郎が名づけたそうです。
前者は球根から、後者は咲いている花を見て名づけているからなんですって。
ま、ちょっと納得。
ちなみに牧野富太郎は「日本の植物学会の父」と言われる植物学者です。
彼がまとめた牧野日本植物図鑑のことはご存じの方もおられるかもしれません。
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まさとん。は高1の生物で、20種類押し花を作って、それを分厚いこの図鑑で分類を調べてくるという、けったいな夏休みの宿題をやらされたときにこのヒトのことを初めて知りました。
「高校で押し花かよー(>_<)」
とイヤになりましたが、それによって、植物の分類には「科」だけではなく、「門」だとか「目」だとか「科」だとかいった生物の分類を身をもって体験することができて、今ではこの宿題を出した木村先生に感謝しています。
シクラメンは一応お歳暮として送られてきました。
実家では、お歳暮はシクラメンと決まっています。
まさとん。が子供のころからそうです。
両親がシクラメン園に出向いて、ひとつひとつ選びます。
選ぶほうもベテランなので、結構いいヤツを選びます。
だから長持ち。
GWくらいまではガンガン咲いてます。
うまく手入れすると翌年も花を咲かせたり。
おかげで、毎年楽しみにしてくださっている方もたくさんおられるようです。
永遠のマンネリもここまでくると結構貴重かもしれませんね。