つづきです。
先生にCTを撮るように言われた時点で、私の近くにいっきに
「死」が近づいた。
でも、意外にも私の胸のうちは淡々としていた。
波も 風も 立たず、
淡々としていました。
こんなに、死が近いのにまるでそれを受け入れられたような感じ。
しょうがないか。
じゃないけど、
とにかく、淡々と先生の話を聞いていた。
とにかく一番早くCTが受けれる日にちを聞いて予約。
丁度、主人が仕事が終わり病院で合流。
「どうだった?」と聞かれたが、
「うん。あとで話すね」と一言。
話すことによって、この淡々とした状況のままでいられるかは
私自身が分からなかった。
クスリを貰い、
長男を迎え、ご飯を食べ、お風呂を入れて、寝かせつける。
いつもの日常。
いつもの風景。
子供を寝かせつけた後に、
主人にも「CT撮ったほうがいいって・・・・」と伝える。
幸い、主人は感情を表しすぎることはしないので、
その状況に応じて表面上は、淡々と受け止めてくれる。
こういう時に、主人のこういうメンタル面には本当に感謝する。