心も復活
出社もして仕事を出来る喜びを感じ
とっても元気になって
病理を聞きに病院へ。
もう1人で大丈夫
しっかり自分で受け止めるんだから
第2の告知と言われる病理結果。
診察室に入る前は少し緊張してた気もするけど、今さらどうこう出来るハズもなく、どんな結果であろうと私は前向きに治療を受けるし、たとえ治療がツラくたって耐えるもん
来るなら来いと鼻息荒く診察室に
「あれ、今日は1人なんだ」と
主治医は言わないけれど、そんな顔で
用意しようとした追加の椅子を片付けた。
手術痕のチェック
『乳頭と乳輪も大丈夫そうだね。
良かった』
まだまだ瘡蓋に覆われるけれど、
先生がそう言うなら大丈夫なんだ
私の身体に残ってくれた
それまで、もしとれた場合のことを考えたりしていたわけで。とれたら燃やして灰にするかそのままにして何か容器に入れて後生大事に持っておく?それともどこかに埋めて供養?などと考えたりしてた。とにかく、その必要はなくなって良かった良かった
そのあと主治医はおもむろに病理と今後の治療計画についての用紙を出し、空欄に一つづつ記入しながら説明してくれる。
浸潤性乳管癌
『普通だよね。普通。』
フムフム…
浸潤部:16mm
あらあら
なんかおっきくなってない
告知の時10mmくらいって聞いたんだけど
リンパ節転移:なし。(0/2)
ただ、1個に転移とは言えないミクロながん細胞あり。←
『流れていったことがわかるよね』←
Ki67:19%
14%までが低いとされてる、
15%~30%はグレーゾーン
また微妙な・・
脈管浸潤:広範に認める。←
Oh …ジーザス・・
なんてこと
ホルモン受容体
エストロゲン:95%
プロゲステロン:31%
ホルモン治療が受けれるのね
HAR2発現:0
サブタイプ:ルミナルB
この結果を受けて・・
『放射線治療は絶対
温存してるからね』
『ホルモン治療もよく効きそう』
あとは・・
『化学療法…どうする』
え・・どうするって…
そんなこと聞かれても~
先生ってばこの前まで超ヤル気マンマンな雰囲気出してたけど、病理結果を受けてかなりのトーンダウン
主治医も悩む微妙~・・な結果
こっちも化学療法ヤル気マンマンで聞いてたけど…途中先生のすっごい微妙な感じはヒシヒシと感じてましたよ…
『する??』
『え先生が良いと思うもので
良いんですけど…』
・・・
脈管浸潤広範にありだし←
リンパ節にミクロなのあったし←
Ki67が微妙に高いし←
ルミナルBだし
不安を残して治療したくない。
あの時やれること全部しておけば…って
後から思いたくない。
再発・転移の可能性は1%だって減らしたい。
『まきぞうさんは
フルでやらなくて いいから、
TC療法かな。』
今後の治療計画は・・
放射線治療:約1ヶ月
↓
化学療法:約3ヶ月
↓
ホルモン療法:約5~10年
ウ~ン ながい
化学療法の話になり
『ホントに髪の毛
ぜ~んぶ抜けちゃうんだからね!!』
やたらと脱毛について心配する主治医
そんなのわたし
どうでもいいんだけどなぁ~と思いつつ…。
要はお薬がちゃんと効いてくれさえすればわけで。
そして仕事にも行けたらなお良い。
『はぁ…
今は可愛いウィッグいっぱいありますから
大丈夫ですよ』
『来月の中頃受診してね!
放射線治療も終わりかけだと思うから』
一応は決まったけれど、主治医は化学療法について考える時間をくれたようだった。