あの日から『がん患者』
というカテゴリーに
分類される人になった
たぶん、この意識が1番大きく変わったこと。別にこれは悲観的な感じでも、いじけてるわけでもない。それまではバラ組さんだったけど、今日からはサクラ組さんになった…みたいな。どちらの組が良いとか悪いとかではなく、単純に括られるカテゴリーが変わっただけ。でも、変わったことは事実。
ガンになるなんて考えたこともなかった。アタシは最後まで自覚症状がなかったし(しこりのないタイプ)腫瘍マーカーも上がらなかったし、今でも本当にガンだったのだろうか?って思うほど。ガン保険にも入ってなかったし、入ろうと思ったこともなかった。そのくらい自分の健康を信じてたんだよね。
この2年間、自分がガン患者であるってことを忘れたことはなかった。だんだん薄れてはきたけれど…それでも、やはり忘れることはない。体に悪いことをすれば、なんとなくモヤモヤした気持ちになるし、常にどこかで体に良いことしなくちゃ!って意識がある。
あと変わったのは、イヤな事や悩み事に対して「考えない」って事が、かなりできるようになったこと。前は絶対にできなかった。そーゆーことがあったらエンドレスで考えてしまうし、自分追い詰めてしまっていた。でも、今はストレスを感じるほど悩むことは、いつか自然に答えが見つかるまで、ちょっと横に置いておこうって思うようになった。
2年経って、術後の痛みも忘れてきてるし、抗がん剤中の味覚障害のこと、筋肉痛のこと、そーゆー副作用の辛さも薄れてきてる。治療はタモキシフェンを飲むだけだし(生理が戻ってきてないので、リュープリンはまだやってない)再建もあとは乳輪・乳頭の完成を待つのみ。
痩せないのは、最大の悩みだけど、ホルモン治療をしてる体でのダイエットは、簡単じゃないことも分かってるから、地道に続けていくしかないと思ってる。ホトフラとか、寝起きに足裏がちょっと固まってたりするけど、気にするほどの副作用ではない。
ヨガにも復活して、今は週3~4日通って汗だくになりながら頑張ってる。あちこち筋肉痛だけど、それもちょっと嬉しかったりする(これで痩せてくれたら文句ないんだけどなぁ)なかなか見つからないけど、就活もボチボチやっている。
たくさんの人に
感謝の気持ちでいっぱい
カテゴリーは『がん患者』から元に戻ることはないけど、どのカテゴリーであろうが、毎日元気に一生懸命生きれたら、オールOKじゃないかな。
ガンという病気に
支配されない程度に。
でも、
病気のことを忘れず、
調子に乗らず、
きちんと生きよう。
さてさて、停滞中のダイエット…ちょっとテコ入れが必要かな。