ようやく私達の入店の番が来ました!

 

1歩入ると立てるスペースは畳1畳分くらいかな。

 

スペース自体も8畳くらいで、

 

1畳分はお会計関連スペース、6畳分はドンと

 

商品の箱が山積みになっておかれています。

 

90前後のおばあちゃんはニコニコして、

 

「ああ、ちょっと待ってくださいね。

レジがね。。。ちょっと間違うと動かないから、

もう困っちゃうわよね」

 

めっちゃ呑気・・・滝汗

 

私達45分も待ったのに・・・

 

 

ほどなくして、傍に来ていただき、

 

「あ、通学鞄はこちらね。

昨日お名前聞いた時にホント

いい名前だと思ったのよ」

 

昨日、私は少しだけ顔を出して、

 

翌日子供と一緒に来ることを伝えていました。

 

名前も記載していたので、おばあちゃんは

 

息子の名前を知っていました。

 

さっさと靴のサイズ確認をしたかったので、

 

適当に受け流し

 

「通学靴もお願いします。」

 

と次の工程のお願いを促します。

 

「ああ、そうね。じゃあ靴見ましょうかね。

私ね、今の靴屋さんってただ靴を売るだけ

じゃない?もう、そういうのは本当の靴屋さん

じゃないのよね。うちみたいな靴屋はもうホント

なくなっちゃったから、ここでどうやって靴を

合わせるのか覚えていってね。

はい、まず履いて・・・

紐も結んでみて、どう?つま先は

どれくらい余裕ある?

ママもつま先の感じ触ってみて」

 

言われたとおりにつま先を触ってみます。

 

「じゃあ、次は立って、足踏みして。。

その次につま先をトントンとしてみて。

・・・

はい、そしたら、踵はどれくらい隙間ある?」

 

へえ、こうやって靴合わせするんだ。。。

 

豆知識が得られた気分でした

 

「うーん、靴紐がちょっと緩かったかな?」

 

そういわれ、息子が靴紐を結び直すと、

 

おばあさんが

 

「あら!リボン結び、男の子にしたら

上手に結ぶわねー!」

 

「はい、剣道をやっていて袴を着る時に

いっぱい練習したんです」

 

「まあ、剣道やってるの?昨日来たお客さんも

今後中学で剣道部入るって言ってたわよ。

で、今から3代くらい前の中学の校長先生も

剣道の有段者でね、終電なくなるまで一緒に

お酒飲んだりしてた人で、すごく立派な人だったのよ。

その校長先生はね~~~」

 

あ、話がどんどん逸れていってるかも・・・チーン

 

剣道の話で20分くらいおばあちゃん話し続けました。

 

その直後に

 

「で、あなたは学校の科目で何が得意なの?」

 

「算数と社会です」

 

「あら、もうおばちゃんの理想だわ!

もうおばちゃんの孫にしたい!

おばちゃんね、数学大好きなの、おばちゃん、

若いころに師範学校に通っていてね~~~」

 

おばあさんの、学生時代の話から

 

今でも数学の学術書を読んでいる話、

 

次に、師範学校は自分に合わず教師の道を

 

諦めたこと。さらには旅行好きで、

 

その土地その土地の帽子を

 

コレクションしていること。

 

店の壁に貼られている書があったのですが、

 

それは自分が書いていること。

 

ものすごく多分野にわたって語りつくします。

 

途中、業者さんからと思われる電話が

 

かかってきても、話に夢中で無視・・・

 

 

 

ああ、早く帰りたい・・・笑い泣き

 

 

夕飯の時間も迫ってきています滝汗

(というか、とっくに過ぎてます)

 

気づくと、私達がお店に入ってから40分が過ぎていました。

 

やばい、これはなんとかして早く帰らねば・・・

 

どこで話を切ろうか、、、次から次へと出てくる話題に戸惑いながらも、

 

なんとかうまく軌道修正をして、お会計に持ち込み

 

逃げるようにして帰ったのでした。

 

 

結局、お店に到着してから45分待ち、

 

その後50分の接客を受け、

 

この靴屋にトータルで1時間35分もいたことに

 

 

 

あの靴屋はやばい・・・・

 

靴は白の紐靴ならいいそうなので、

 

次からは他で買おうと思った1件でした。

 

 

 

最後までお読みいただき、

 

ありがとうございました。

 

 

\春コーデ!/