3月29日、日比谷公会堂13:00~15:00 東日本大震災の被災地、陸前高田と仙台の方々を招いて
参加型コンサートをやります。舞台で一緒に歌いませんか?
震災から四年も経っているのに未だに被災地のまま。被災地、被災者、そんな呼ばれ方うんざりだと思います。それは復興していないから。いつまでたっても兆しが見えない。仙台だけは別ですが。みんな何かしたい、東北はどうなっているんだろう?と思いながらも、自分の生活でいっぱいいっぱいだったり、時間がなかったり、中々行けない。
何度か東北を訪れているうちに、この光景の中でずっと暮らしていることの大変さは一体どれだけなんだろうと思うようになり、日比谷公会堂にきてもらうことにしました。チャリティーとか応援とかそんなのじゃなくて普通のコンサートにゲスト、当日はそんな風にしたい。さあ、大変!自分が行くのと違って交通費と滞在費が莫大!頑張って貯金したり、寄付集めをしたり。でも足りない。ホール代もかかるし、印刷代もかかるし、あれもこれも…でもね、津波ですべてを失った人たちがいる。私は?何も。今回、向こうで指導をお願いしている先生方は三人とも家を流された。その中の一人は家族も流された。そんな大変な状況で明るく子供達に接してくださっています。子供達も未だに仮設、お父さんをなくした、色々です。陸前高田はまだ中学校のグランドに仮設住宅が。部活もできないんじゃないかな。先週のことです。まだ、そんなです。
偶然にもこのブログを読んでくださった方、宣伝、ご来場お願いします。歌集付き大人2000円です。舞台参加はプラス1000円です。日比谷は来年いっぱいで改修工事に入るのでレトロなホール、一階のレトロカフェ、味わうのもいいですよ。
来年、3月29日、日比谷公会堂を借りました。いや、借りちゃいました。何かやりたいと思った時にまずは行動を起こさないと先に進めない、と教えてくれたのは私の子供と同年代の若者です。ブログで知り合いました。本当にその通り。ありがとう。
武道館で「一万人で歌う夕焼小焼コンサート」実現を目指していますが、まずは一歩、日比谷公会堂で。夕焼小焼の「おててつないで皆帰ろ、からすと一緒に帰りましょ」という歌詞が大好きです。誰と?誰でもいい。みんな一緒におててをつなぎましょう。年齢、国、考え方、宗教みんな違っても音楽はそれを超えて理解し合えるものだと思っています。唱歌や童謡は誰でも歌えるように作られた日本の財産。新しい日本の音楽も素敵なものがたくさん。舞台で歌ってくださる方を大募集。もちろん聞きにきてくださるかたも大募集。2300席もあるのでぜひご参加ください。入場料1000円、舞台参加費1000円、学生500円と考えています(いっぱいきてくれれば赤字にならない)詳細決まり次第またお知らせします。よろしくお願いします。

24日から三日間、岩手県の大船渡、陸前高田、釜石。宮城の東松島、小野町に行って来ました。合計八回、施設や仮設住宅の中、外いろいろなところで歌を聞いてもらったり、歌集をお渡しして一緒に歌ったり。
今回の企画は、NPO法人難民を助ける会、サポート21のご協力を頂いたのは勿論、歌集を作成するに当たり、この活動に賛同してイラストを寄せてくださった方々、印刷屋さん、作成費のカンパを下さった方々皆さんのお陰で実現しました。それと温かく迎えて下さった被災者の皆さん。たくさんの出会いを頂きました。
被災地はテレビで見る、聞く、というものを簡単に覆される程復興は進んでいません。全く手付かずのところもあり、昨日地震で被害を受けたかのような生々しい状況のまま一年以上人もマスコミも全く入っていないところもありました。その光景には言葉を失います。
もし、音楽ボランティアを考えていらっしゃる方がいらしたら…
ご自分の思いだけで独りよがりの演奏を持って行ったらただただ迷惑なだけです。
結構音楽ボランティアは行っていて、ウンザリというところもあります。
大きい音も迷惑。マイク無しで演奏できるようなもの、他人が認める演奏レベルであることは勿論ですが、「被災地の方を勇気づけられたら」とか「元気を与えられたら」などという言い方は悪気が無くても失礼です。
今回は、本当に素敵な出会いを沢山頂き、逆に被災地の方達に元気を頂いたようなところもありました。
共感、安心感、信頼感、とても大切なこと。そしてあの大震災を遠い過去のことにしないこと、これが何より大切なことと思います。みんな自分のことに追われ、世の中の動きに振り回され、被災地、被災者のことは忘れがち、マスコミは特に刺激的なことだけを取り上げずに…と思ってもそれは刺激的なことを求めている我々にも大いに責任はあるわけで。やっぱりお手々つないでの精神でいこう、と心に決めた三日間でした。私にできることをこれから探って行きます。